一時的にでも気になる口臭を抑える方法
人と話をしているときに顔をそむけられたり、会議で自分が発言する時だけみんなが下を向いたりされると、もしかして口臭?と気になります。
口臭は放っておいたら治るというものではありません。
口臭が気になったら適切な対処を取りましょう。
そのままにしておいては人間関係や仕事にまで齟齬をきたしかねません。
口臭はいろいろな原因で発生しますが、原因ごとに抑える方法は異なり、その原因を根治することが口臭を抑える王道です。
しかし、それには時間がかかります。
もちろん原因を根治させる努力を怠ってはいけませんが、ここではとりあえず口臭を抑える方法を探ってみましょう。
ツボで口臭を抑える
口臭の中でも体調不良から来る口臭は簡単には抑えられないものです。
その原因も様々で、胃が弱って消化機能が衰えた時に起こる消化不良や胃もたれなども口臭の原因となりますし、食べ過ぎや水分の摂り過ぎも原因となります。
さらに、関係なさそうに思える口の中の不快感や精神的ストレスも消化器官の衰えが原因の場合もあるのだそうです。
このような口臭を抑えることができるツボをご紹介します。
大陵というツボがあります。
これは、手の平を上にした時に手首に出来る横じわの中央にあります。
反対の手の親指の腹で痛くない程度に押しましょう。
口臭や胃のもたれなどの消化機能に効果のあるツボです。
内関と言うツボは口の中の不快感を抑えてくれます。
場所は、大陵から指3本分肘の方へ上がったところの腕の中央にある2本の筋の間にあります。
押すと痛みを感じますからすぐに分かるでしょう。
ここも親指の腹でじんわり押しましょう。
食べ物や飲み物で口臭を抑える
口臭を抑えてくれる食べ物や飲み物を摂取しましょう。
キャベツを食事の最後に食べると、歯の汚れや食べかすを掃除してくれる効果があります。
また、リンゴやレモン、梅干し、昆布などのクエン酸が豊富な食べ物には殺菌作用があるので口臭を防いでくれます。
レモンや梅干しなどの酸っぱい食べ物は唾液の分泌を促しますから、その点でも口臭対策に効果的な食べ物です。
柿に含まれる柿タンニンも口臭を消してくれる効果があります。
パセリやローズマリーなどのハーブ類も口臭予防に使えます。
食事の最後にかじっておきましょう。
紅茶やお茶などにはフラボノイドが含まれていて口臭を抑えてくれます。
フラボノイドは天然の消臭成分で、ガムにも良く含まれている成分です。
ですから、食後にフラボノイドの含まれたガムをかむのも口臭予防にはおすすめです。
歯を磨く
やはり口臭予防の基本は歯磨きです。
虫歯や歯周病、歯槽膿漏を予防数効果はもちろんですが、口の中の雑菌や食べカスを取り除くことで即座に口臭を抑えることもできます。
また、歯の間などは細菌の温床になりやすいので、デンタルフロスや歯間ブラシなども使ってきちんときれいにしましょう。
さらに口臭予防に効果的なのが舌磨きです。
舌には舌苔という白い苔状のものが付着することがありますが、これも口臭の原因となります。
歯ブラシでゴシゴシこすると舌を傷つけてしまうので、舌ケア用専用ブラシを使って磨きましょう。
ブラシを使うのが面倒だという人は、舌を上あごに押し付けて舌の表面をこするだけでも舌苔を除去できます。
ここでご紹介した方法は、一時的なもので病気などによる口臭は、その原因をなくさなくては口臭を根本から治すことはできません。
しかし、虫歯や歯槽膿漏、内臓の病気などは、すぐに治るものではありません。
それまでのケアとしてこういった方法を試してみてください。
口臭を抑える基本は、唾液をたくさん出すことです。
そのためには、硬いものや大きいものをよく噛んで食べること、舌をよく使うこと、規則正しい生活をすることなどが大切です。
また、コーヒーなどは唾液の分泌を抑えてしまうので、口臭が気になる方は控えた方がいいでしょう。