ミョウバンで消す
このページでは、加齢臭の消臭に対して効果的であると言われているミョウバンについて、
・本当に加齢臭が消えるのかどうか?
・どういう作用でミョウバンが効果的なのか?
・ミョウバンを実際にどうやって使うのか?
・ミョウバンで加齢臭が消えない場合の対処法
などについて、分かりやすくお話していきます。
みょうばんは、右の写真のような結晶なのですが、硫酸塩とカリウムやマグネシウムなどのミネラルや金属とが結びついて出来たものです。
加齢臭だけに関わらず、体臭全般の対策に広く用いられています。
そのため古くから自然界でも広く見られ、ヨーロッパでは「アルム石」という名前で体臭の消臭剤として使われてきました。
日本だけではなく、様々な国で消臭成分として用いられた実績のある物質なのです。
ミョウバン水を使うと実際どうなるの?
私たちにご相談頂く方の中には、ミョウバン水を用いて加齢臭が気にならなくなったという方もおられます。
はたして、60gで100円程度で売っているミョウバンにそんな効果があるのでしょうか?
実際に使った人の体験談を聞いてみましょう。
ミョウバン水を活用された加藤さん(46歳男性)
最近、妻に「加齢臭がする」と言われ、ミョウバン水を作ってくれたので試してみました。
市販のクリームなどのように付け心地や浸透感を高めるような成分は入っていないので、本当に効くのか不安でした。
使い方は、ミョウバンを溶かした水を100円ショップで売っているスプレーの容器に入れて、加齢臭が発生しやすい耳の後ろ等に吹きかけるだけです。
かけた感じはさっぱりして気持の良いものでした。臭いに関しては自分では気づいていなかったので何とも言えませんが、妻によると随分臭いがしなくなったそうです。
それよりも汗が抑えられて気持ちよく仕事ができることをうれしく思います。
私たちのもとに届く体験談は、ここでご紹介させて頂いた加藤さんのような感じのものが多いです。
その効果には個人差があるようですが、「ミョウバンで加齢臭が気にならなくなった」という方もおられます。
ミョウバンはどういう点で消臭に役立つの?
みょうばんの優れたところは、肌に優しいということです。直接肌に塗布しても、アレルギーが出ることが少ないです。
広く使用されているのは、次の3つの作用があり、様々な角度から体臭対策を行うことが出来るからです。
1、制汗作用
みょうばんは毛穴を引き締め、過度な汗を抑える働きがあります。
加齢臭は皮脂の酸化から発生しますが、汗が関係していないわけではありません。
必要以上の汗は、細菌の繁殖につながり、ニオイが強くなることにつながります。
ですから、みょうばんの制汗作用は、ニオイを改善する方向に役立ちます。
2、殺菌作用
ミョウバンは水に溶けると酸性になります。すると、皮膚の表面の雑菌の繁殖を抑えることができます。
皮膚の表面の雑菌により、皮脂腺に溜まった脂分が酸化し、ニオイが発生します。
つまり、雑菌を殺すことで、ニオイの原因を断つことが出来るわけです。
3、消臭作用
ミョウバンに含まれている金属が臭いの元となる成分と反応して酸化還元反応による金属消臭を行うため、悪臭を消臭する作用もあります。
いくら汗を減らして、殺菌してもある程度ニオイは出てきてしまいます。
ですから、発生したニオイ自体を退治するこの作用で、気になるニオイにさらにとどめを刺します。
このような3つの角度からの消臭作用があり、体臭だけではなく加齢臭やワキガなど、幅広いニオイに関して、活用されています。
さて、ミョウバンを消臭に生かすためには、「ミョウバン水」というものを作る必要があります。
しかしその前段階として、「ミョウバンを手に入れられない」(笑)という質問をよく頂きますので、まずはミョウバンの入手方法についてお話させて頂きます。
ミョウバンはどうやれば手に入る?
加齢臭に悩む人の中には、ミョウバンの消臭効果に興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ミョウバンと言われてもなじみのない方も少なくないと思います。
ミョウバンはどこで手に入れることができるのでしょうか。
ミョウバンは漬物を漬ける時に使うこともありますので、スーパーなどでは乾物売り場や塩売場などに置いてあります。
お店によっては八百屋や野菜売り場に置いてあることもあります。
ミョウバンにはカビ予防や除菌効果もあるので、ホームセンターでは漬物用の資材を置いている場所だけでなく台所洗剤売場にあることもあります。
都会ではあまり漬物を漬ける人がいないためか、見つかりにくいかもしれませんが、田舎などでは簡単に見つかるようです。
店員さんに聞いてみるといいでしょう。
スーパーやホームセンターに見当たらない場合は、薬局を探してみましょう。
薬局の「日本薬局方コーナー」という場所に置いてあります。消毒用エタノールやワセリンが置いてあるところです。
ミョウバンには焼きミョウバンと生ミョウバンがあります。
ミョウバン水を作る場合は生ミョウバンの方が溶けやすいですが、スーパーなどで簡単に手に入る焼きミョウバンでも十分です。
ミョウバン水の作り方と注意点について
ミョウバンを消臭グッズとして使用するためには、「ミョウバン水」を作ることが重要です。
ミョウバン水は、1500mlの水に50gのミョウバン(500mlの水の場合は、15g~20g)を混ぜるだけと簡単に作ることができます。
ただ、ミョウバンは溶けにくいので、作った後は冷暗所で2~3日置いておくと完全に透明になります。これでミョウバン水の完成です。
このミョウバン水には、優れた制汗、消臭作用があり加齢臭に悩んでいる人にとってはとてもうれしい効果がたくさんあります。スプレー容器に入れて携帯し、気になる時に活用してみて下さい。
その他にも部屋の消臭スプレーとしてや、部屋の雑菌、カビを抑えてくれる効果もあります。
ミョウバン水は、保存料などは入っていないので1ヶ月を目安に使いきりましょう。
保存するときは冷蔵庫な中に入れておいてください。また、保管する際には子供さんが誤って飲んだりしないように危険と分かるラベルを貼っておきましょう。
その際、作成年月日も書いておくと消費期限が一目でわかり便利です。
ミョウバンは食品添加物としても使われるぐらいなので、少し飲んだところで人体に害はありませんが、大量に摂取すると下痢や嘔吐、消化管の炎症などを起こすこともあります。
また、ミョウバンに含まれているアルミニウムは大量に摂取すると神経系に悪影響を及ぼすことが示唆されています。
間違えてコップ一杯ぐらい飲んでも体に悪影響はありませんが、注意しておきましょう。
さて、ミョウバン水を加齢臭対策に活用する方法についてご紹介させて頂きましたが、
私たちのもとには、以下のようなご意見も寄せられます。
・ミョウバン水を使っても、時間が経つと加齢臭が発生する
・はじめはミョウバン水を作っていたが、徐々に手間になってきた
・加齢臭が強く、ミョウバン水を使っても十分に成果が得られない
など・・・。
このような方の場合は、次のような対策をオススメします。
体の中から加齢臭を抑える方法
加齢臭を体の中から抑えるためには、体内で発生する酸化を抑えることが重要です。
そのためには、主に3つの対策方法があります。
1、食生活の見直し
肉類を控え、魚や野菜を中心とする和食を心がけましょう。
和食には、ビタミンCやビタミンEなどの酸化を抑える栄養素が豊富に含まれているからです。
また、和食でも食べすぎはいけません。
2、有酸素運動
有酸素運動というのは、長時間持続が可能な運動のことです。
エアロバイクやウオーキング、スイミング、ジョギングなど、30分以上継続可能な運動を心がけることで、酸化をブロックすることが出来ると言われています。
3、サプリメントの活用
サプリメントを活用すれば簡単に酸化を抑える成分を摂取できます。
上でご紹介したビタミンC、ビタミンE以外にも、ここ最近ではアスタキサンチンやコエンザイムQ10などの優れた物質が開発されていますので、これらを活用してみて下さい。
「ミョウバン水で上手く効果が出なかった方」「ミョウバンと併せて、より一層加齢臭対策を充実させたい方」はこのような方法を実践してみて下さいね。
この記事のまとめ
この記事では、ミョウバンを加齢臭対策に活用する方法についてお伝えしました。
以下のような点が、重要ですのでまとめとしてご活用下さい。
1、ミョウバンは「制汗」「殺菌」「消臭」の3つの角度から加齢臭にアプローチするので、消臭効果が期待出来ます。
2、ミョウバンを入手する際には、まずはスーパーやドラッグストアを探してみて下さい。
3、ミョウバン水の作り方と注意点についてご説明致しました。参考にしてみて下さい。
4、「ミョウバン水の効果が無かった場合」「より効果的に消臭したい方」は、「食生活の見直し」「有酸素運動」「サプリメントの活用」など、体の中から酸化を抑えることが大切です。
食生活の改善や有酸素運動などについて、さらに詳しく知りたい方は、その実際の方法を無料メールマガジンでもご紹介させて頂いておりますのでご参考になさってください。
また、当社では体の中から酸化を抑えるために、無臭物語ジェントルエッセンスというサプリメントをご提供しております。週刊ポストや女性セブンなどの有名週刊誌に掲載された実績のある商品ですから、興味のある方はこちらのページをご参照下さい。
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