効果的な改善方法
体の表面の汗や皮脂、垢などが、皮膚上の雑菌によって分解されて発生する体臭。
近年、どうしてこんなにも体臭がクローズアップされ、気にする方が増えているのか・・・
これには、近代化・欧米化された生活習慣・食習慣の影響が大きいようです。
たくさんの商品があふれ、便利に楽しみながら生活できるようになった半面で、それらは知らず知らずのうちに「臭いやすい体」を作ることにもつながってしまっています。
身近な人に嫌な思いをさせてしまう体臭は、できるだけ少なくしたいですよね。
特に体臭に大きく影響してくる「入浴」「食事」「腸内環境」それぞれについて、毎日の生活の中で簡単にできる、臭い改善のためのポイントをまとめてみます。
入浴では必ず湯船につかって!
エアコンを多用することで、現代人の汗腺機能はどんどん退化しています。
汗をうまくかけないことで汗腺に汚れが溜まり、体臭を強める原因になります。
シャワーだけでなく、湯船に10分以上浸かるのがポイントです。
十分に汗をかいて汗腺や毛穴の汚れを落とすと同時に、汗腺機能を高めて臭いの出にくい体に改善できます。
これだけでも肌の汚れの80%は落ちています。
さらに体をこすり過ぎれば皮脂分泌を過剰にしてしまい、体臭を強めることにつながるため、肌は優しく洗いましょう。
さらに試したいのが「クエン酸風呂」
ホームセンターなどで手軽に購入できるクエン酸を、湯船に大さじ1~2匙程度入れてみてください。
肌が弱酸性になって雑菌の繁殖を防ぎ、体臭予防になります。
「抗酸化」「アルカリ性」を意識した食事
体内が酸性に傾くことで抵抗力が低下してしまい、その結果体臭が悪化します。
「アルカリ性」食品の代表・梅干を食べるようにしてみましょう。
次のキーワードは「抗酸化力」
酸化に抗う=抗酸化力のある食品を摂るようにします。
カロチン、ビタミンやリコピン、ポリフェノールやセサミン、カテキンなどがこれに当たり、具体的には緑黄色野菜やトマト、ゴマ、緑茶、アルコールなら適量のワインがおすすめです。
積極的に摂りたいのは「海藻」です。
アルカリ性で抗酸化力があるだけではなく、臭い成分を包み込んで排出する働きがあります。
一方で避けたいのは脂っこい肉を使った料理。
酸化を促して体臭発生を促進してしまいます。
腸内環境を整える栄養は?
善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、下痢や便秘になってアンモニア臭が発生し腸内に溜まるだけでなく、血液に乗って全身を巡り、体中の穴から体臭として外に出てしまいます。
腸内環境を健康にするのは「食物繊維」「オリゴ糖」「乳酸菌」です。
食物繊維には便を柔らかくし、ぜんどう運動を促進する作用があります。
昆布やわかめなどの海藻、こんにゃくや果物、ごぼうやブロッコリー、たけのこ、さつまいも、豆類やそばなどにも含まれます。
オリゴ糖と乳酸菌は、善玉菌のエサとなることで悪玉菌が優勢になるのを防ぎます。
玉ねぎやキャベツ、ジャガイモ、トウモロコシ、ヨーグルトやキムチ、ヤクルトなどに含まれます。
体臭は、対策すればすぐに改善される、という性質のものではありません。
毎日継続して、少しずつ「体臭の出にくい体」へと改善していくことがポイントです。
先に述べたような入浴・食事方法のポイントは、多くの方が今すぐにでも始められるものばかりだと思います。
「特定の栄養分を摂る」というと難しいような気がしますが、これだけたくさんの食材に体臭改善の効果が見られるのですから、毎日飽きずに、さまざまな料理を楽しみながら、体臭改善に取り組めそうですね。
これらの習慣は、体臭を減らすだけではなく健康維持にも役立ちます。
ほかにも様々なアプローチがあるので、自分に合った改善法を見つけてみてください。
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