口臭を消す方法には様々なものがあります
口臭の原因にはさまざまなものがあります。
そして、その原因によって口臭を消す方法も様々です。
虫歯や歯周病、内臓の病気が原因の口臭については、それを治すことが口臭を消す最も効果的な方法なので簡単にはできませんから、ここではそのことについては触れません。
それ以外のニンニクを食べた時や飲み会の席、その他の誰にでも起こり得る口臭の消し方を探してみましょう。
口臭を消す方法は思ったよりもたくさんあります。
ニンニクを食べた時の口臭を消す方法
ニンニクは口臭の原因となる食べものの代表的なものですね。
デートや大事な会議の時などは食べないようにする人が多いと思います。
しかし、ニンニクを使った料理はおいしいので、好きな人も多いと思います。
そんなニオイを消す方法があります。
まず、ニンニクを食べる前の対策として牛乳を飲むということがあります。
牛乳に含まれるたんぱく質は、ニンニクのニオイの原因であるアリシンと結びついて包み込む働きがあります。
そのため、食前に牛乳を飲むとアリシンがアリルメチルスルフィドという悪臭物質になる化学変化を予防することができるのです。
牛乳は低脂肪乳の方が、タンパク質が多いのでお勧めです。
食後にニンニクのにおいを消したい場合は、リンゴやパセリ、酢を摂取しましょう。
リンゴはアップルフェノンというニオイを抑制するポリフェノールが含まれています。
パセリに含まれているアルファーピレンという物質もニンニクのニオイ成分を分解します。
酢もニンニクのニオイ成分の酵素の働きを抑制してくれます。
お酒を飲んでいる時の口臭を消す方法
お酒を飲んでいるときも口臭が気になります。
これを消すには、まず氷を口に含む方法があります。
氷を口に含むと口内の温度が下がり、口臭の元になるガスが減少します。
生ごみのニオイが寒い時には弱くなるのと同じことです。
さらに水分補給にもなりますし、二日酔いを抑える効果もあります。
また、銀のスプーンをなめるのも効果的です。
口臭の原因の揮発性硫黄化合物は銀と反応すると違う物質に変わるため、口臭が弱まるのです。
身近な銀製品やシルバーアクセサリーなどを磨かずにいると黒ずむのを経験したことがありませんか？
あれは空気中の硫黄が銀と反応したために起こる現象です。
口内でもあの反応が起こり、揮発性硫黄化合物が変質して口臭を減らします。
意外な口臭対策
生理的口臭を消す意外な方法として、砂糖を使う方法があります。
やり方は簡単で、スプーン1杯の砂糖を口に含んで30秒ほど口の中で舌先で転がすようにするだけです。
唾液を含みながら上あごにこすりつけたり歯をなめたりするとなお効果的です。
甘いものは唾液腺を刺激して唾液の分泌を促すので、この方法で口臭を消すことができるのです。
これはニンニクなど強いニオイの食べ物を食べた時のニオイを消すのにも効果的です。
もちろん、やり過ぎると虫歯の原因になりますし、他の病気の原因にもなりますから、本当に必要な時だけにしてください。
歯が健康な人や定期的に歯医者さんに行って歯のケアを行っている人向きの口臭対策です。
口臭を消す方法は他にもたくさんあります。
寝る前や起きた時に歯磨きをすることや、水分補給をこまめに行うこともそうですし、酸っぱいものを思い浮かべたり、ガムを噛むことも唾液の分泌を促しますから、口臭を消すのには効果的です。
口呼吸をしていると口の中が乾燥しやすくなるので、鼻呼吸に変えるようにするのも口臭を消すのには有効ですし、朝食をきちんと摂って唾液をたっぷり分泌させておくことも1日の口臭のコントロールに有効です。
舌を専用のブラシで磨いて舌苔を除去することも口臭対策として効果があります。
他にも様々な方法で口臭を消すことが可能ですから、探してみるのもいいでしょう。
