代謝アップは、加齢臭対策に役立ちますか？
ダイエットや美容に敏感な女性では、「代謝」を意識しているという方は多いのではないでしょうか。
代謝を良くすることで脂肪が燃焼され、血液やリンパの流れが良くなって、痩せやすい体になると言われます。
代謝とは「新陳代謝」の略であり、生物が外部からとりこんだエネルギーや物質を、体内で化学的に変化させ、不要なものを外部に放出する反応を指します。
植物の光合成をイメージすると分かりやすいですね。
代謝と聞いても、中高年の男性にとってはあまりピンと来ないかもしれませんが、加齢臭対策のためには意識したいものなのです。
その理由を説明していきましょう。
まず加齢臭とは、皮脂腺の中で脂肪酸と過酸化脂質が酸化反応を起こして発生する「ノネナール」という成分のにおいです。
加齢臭の強さには個人差がありますが、これは、脂肪酸や過酸化脂質が多いかどうか、酸化反応が起きやすいかどうかといった体質の個人差によると考えられます。
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代謝の低下が加齢臭を強める理由
これを踏まえ、代謝が低い体質では、体の中でどのような反応が起こるのかを見ていきます。
まず、代謝が悪いと、脂肪がスムーズに消費されずに、体内に蓄積されていき、皮脂腺内でも脂肪が過剰になることで、加齢臭の元が増えてしまいます。
さらに、代謝が悪いと汗をかきにくくなり、汗腺の機能が低下していくと同時に、肌に老廃物が溜まりがちになります。
その結果、本来無臭のはずの汗が、雑菌に分解されて臭う汗になってしまうのです。
また、腸内では代謝されなかった老廃物が溜まることで、便臭を強めてしまいます。
このように代謝の低下によって、加齢臭だけでなく、汗臭や便臭も起こりがちになり、体臭全体が強まってしまいかねません。
年齢とともに様々な身体機能が低下していき、代謝もまた悪くなるものですが、体臭の悪化を対策するためにも、代謝アップを目指しましょう。
加齢臭対策、代謝はどうアップさせる？
加齢臭対策のために代謝をあげるには、まず有酸素運動を主とした運動習慣を身につけるようにします。
有酸素運動とは、息が上がらない程度に酸素を消費する軽いジョギングや水泳などを指します。
有酸素運動を20分以上続けた頃から脂肪が燃焼し始めると言われ、加齢臭の原因を対策することにつながります。
しかし、筋トレも加齢臭に悪いわけではありません。
筋肉がつけば、基礎代謝が上がって結果的に脂肪を燃焼しやすい体になります。
体作りの目的に合わせて、取り組みやすい運動メニューを楽しみながら続けてみましょう。
きちんと朝食をとることも、代謝アップに役立ちます。
起床後2時間以内に朝食をとると、1日を通して代謝量がアップするという研究報告がある他、栄養価の高い朝食をとることで間食が減る、という報告も見られます。
菓子類の摂りすぎは加齢臭にもNGであり、朝食できちんと栄養を摂ることの重要性が分かります。
代謝アップの加齢臭対策で、健康で気持ちよく過ごせる体質を手に入れたいですね。
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この記事を読まれた方にオススメの情報5選
加齢臭を防ぐには、予防と対策の2つのアプローチがあります。予防では、食事や運動、ストレス抑制や禁煙で、臭いの発生そのものを防ぎましょう。対策では、消臭グッズや洗濯で臭いを和らげましょう。
加齢臭と老人臭とでは、においの正体やその原因が異なり、老人臭は色々な体臭の複合臭です。2つの体臭には、「生活習慣の見直し」が対策になる共通点があり、なかでも抗酸化力を意識するのがポイントです。
加齢臭は皮脂腺から発生します。皮脂腺は頭部、顔、胸元、背中の中心部などいわゆる脂漏部位に集中しており、加齢臭が強まりやすい箇所です。間違った肌ケアに注意し、皮脂の状態を健康に保つことが体臭対策に繋がります。
体臭ごとに臭いやすい年代や場所、臭いの性質が異なり、これが見分け方のポイントになります。加齢臭は40～50代を中心に、頭部や顔、胸、背中から、ロウソクや古本の臭いがします。生活の見直しと抗酸化力でケアしましょう。
冬は汗が気にならない分、清潔への意識が薄まること、臭いのある汗が出やすいこと、乾燥による皮脂分泌によって、加齢臭リスクが高まる季節です。入浴や服装での工夫のほか、サプリでのサポートがおすすめです。
