体臭を消す3つのポイント

体臭相談室

体臭を消すならすぐに取り組みたい、3つのポイント

現代では、昔に比べ「臭いエチケット」に対する注目度が上がり、制汗スプレーや消臭スプレーの利用は一般的なものとなっています。
さらに、より積極的に良い香りをまとおうと、香水などのフレグランスを使ったり、香りつきの柔軟剤を選ぶ方も多いですよね。

このような意識の変化には、生活の近代化・欧米化が大きく影響しています。
食事は和食中心で、普段からよく歩いたり汗をかいていた昔の日本人の生活ではほとんど発生しなかった体臭。
しかし、エアコンで汗をかかなくなり、食の欧米化による体質の変化によって、哀愁が問題・課題として取り上げられるシーンが増えてきたのです。

問題となる体臭を消す方法は、実はちょっとした習慣の改善だったりします。ここでは、体臭を消すならすぐに取り掛かりたい、3つのポイントをお伝えします。

体臭を消すなら禁煙を

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喫煙は健康に悪いだけでなく、確実に体臭を発生させます。
口がヤニ臭くなってしまうだけでなく、喫煙で唾液の分泌が少なくなって口内の細菌が増加し、口臭を強くします。
タバコの臭いは、肌や髪、洋服にもしみついてなかなか取れません。

体内に取りこまれたニコチンは、血液とともに全身を巡り、汗とともに体表に排出されて独特の臭いを放ちます。
ニコチンが脳に届いて視床下部を刺激した際に、エクリン腺の働きが促されて汗の量が増えることも、体臭を強める一因です。

さらに覚えておきたいのは、タバコを2本吸っただけで1日に必要なビタミンCがすべて破壊されてしまうこと。
体臭予防のために抗酸化作用のある野菜をたくさん食べてビタミンを摂取していても、喫煙を続けていれば無駄な努力になってしまうのです。

気になりやすい、他人の口臭

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会話中に相手に顔を近づけたとき「うわぁ、口が臭い!」と感じた経験、ありますよね。
体臭の中でも口臭は、鼻に近い部分から発生していることもあり、特に気になりやすい体臭です。

自分の臭いはいつも嗅いでいるため、普段の嗅覚で気が付くことが出来ません。
口臭がきつくなる寝起きのタイミングで、口を手で覆って自分の息を嗅いでみると、口の臭いを確認しやすいですよ。

口臭の原因の一つは、唾液分泌量の低下。
加齢によって唾液の量が減少し、歯並びの影響や鼻づまりで口呼吸が多くなることでも口が渇き、細菌が増えて口臭を引き起こします。
歯周病や歯垢も、強い口の臭いの原因に。
定期的な歯科健診で口の中を健康に保つこと、歯ブラシにプラスして、デンタルフロスや歯間ブラシで隅々まで汚れを落とす習慣をつけましょう。

健康な汗をかくこと、放置しないこと

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体臭を消す際に「汗対策」は欠かせません。
汗自体は無臭ですが、放置した汗が肌の上の細菌により分解されると、古雑巾のような嫌な臭いを出してしまいます。
エアコンの利用で汗をかくための「汗腺機能」が低下している現代人は、汗腺に汚れがたまりがちな傾向にあります。

週に1~2度はウォーキングやストレッチといった有酸素運動で汗をかいたり、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって汗をかく習慣をつけ、汗腺の汚れを落とし、健康な汗をかける体づくりをしましょう。

アポクリン腺から出る汗は臭いやすいため、この腺が多い脇の下、デリケートゾーンの汗に要注意です。
菌が増殖しやすい高温多湿を避けるため、通気性の高い下着をつけたり、汗取りシートを利用するといいですね。

体臭を消すための方法はたくさんありますがそのほとんどは、上記に挙げたような、毎日の生活の中で、ちょっと意識することで達成できるものです。

喫煙習慣のある方にとって、禁煙はハードルの高い目標ではありますが、周囲の人に不快な思いをさせたり、「臭っているかも」と不安なまま生活するよりは、この機会に禁煙にチャレンジしてみましょう。体臭減少とともに健康な体づくりにも役立ててください。

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