加齢臭を落とすための、体の洗い方のコツ
年を取ると気になってくる加齢臭。
周りの人が何だかよそよそしいと、もしかして自分から加齢臭が？と思ってしまいますよね。
加齢臭を根本から治すには生活習慣を見直さなくてはいけませんが、毎日の体の洗い方でかなり軽減することができるのです。
体の洗い方のコツを見ていきましょう。
まずは石鹸選びから始めましょう。
ボディーソープにもいろいろなものがあって一概には言えませんが、一般的には界面活性剤を使っていたり、洗浄力が強すぎたりするので避けた方が無難かもしれません。
石鹸を選ぶ時のポイントは含まれている成分です。
加齢臭の原因であるノネナールのニオイを抑えなくては加齢臭対策にはなりません。
加齢臭対策に有効な成分の中でも有名なものが柿渋です。
柿渋に含まれる柿タンニンが悪臭成分と結合してニオイのない物質に変えてくれると言われています。
また、アンモニアなどのアルカリを中和する効果や殺菌作用もあるので、加齢臭に効果的なのです。
他には、ミョウバンにも消臭作用がありますし、汗を抑えてくれる作用もあります。
それに、水に溶けると酸性になるので悪臭の原因となる雑菌が繁殖するのを抑えることもできます。
石鹸は成分で選びましょう。
加齢臭が発生する場所を知ろう
加齢臭を落とすことのできる石鹸を選んだら、次は体の洗い方です。
漫然と洗っている人が多いと思いますが、加齢臭を軽減するためには加齢臭が発生する場所を重点的に洗ってあげなくてはいけません。
その加齢臭が発生する場所とは、耳の後ろや首筋、顔のTゾーン、胸、ワキ、背中などです。
これらの場所は皮脂腺が多く、皮脂を分泌しやすい場所です。
胸やワキなどは、皆さんも丁寧に洗うと思いますが、意外に盲点なのが耳の後ろと背中です。
耳の後ろは洗うのが疎かになりがちで、皮脂が溜まりやすくなります。
加齢臭の発生場所としてよく指摘される場所なのは、そういう理由もあります。
また、背中も自分で見ることができないのでうまく洗えない人が多いのです。
特に背中の中心部分は意識して洗うようにしましょう。
このような、加齢臭の元となる場所には、アポクリン汗腺が多いことが特徴です。
特に耳の後ろにはたくさん存在しています。
このアポクリン汗腺から出るニオイは、大昔は異性を惹きつけるフェロモンのような役割でしたが、現在では嗅覚よりも視覚によって性的興奮を起こすようになったのでアポクリン汗腺は退化し、そのニオイは悪臭とされてしまったのです。
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体は泡で優しく洗う
体を洗う時に、汚れをしっかり落とすためにタオルで強くゴシゴシとこする人が多いのではないでしょうか。
特に脂汚れなどは皮膚が赤くなるほどこすらなければ落ちないと思っている人もいるでしょう。
しかし、これは皮膚を傷めてしまうだけでなく、かえって加齢臭を強める結果にもなってしまうのでやってはいけません。
体を洗う際には、まずかけ湯をしてから湯船に浸かりましょう。
大きな垢やホコリはこの時点で落としてしまいます。
体を温めることで汚れが浮いて落ちやすくなるのです。
それから石鹸を泡立てネットなどでよく泡立て、その泡を手のひらで全身に乗せていくように洗います。
先ほど述べた加齢臭が発生する場所については、柔らかい刺激の少ないタオルでそっと擦ってあげるといいでしょう。
このような洗い方で本当に汚れが落ちるのか不安に思うでしょうが、毛穴の奥にまで石鹸の成分が入り込んでちゃんときれいになります。
大切なことは、石鹸をよく泡立てることです。
そうしてきめの細かい泡を作ることで、毛穴の奥まで洗うことができます。
慣れていない人には面倒な作業かもしれませんが、加齢臭を抑えるためには皮膚を傷つけないこの洗い方が最も効果的なのです。
体を強くこすり過ぎると…
体を洗う時、硬いナイロンたわしなどで強くこすり過ぎると皮膚を傷めてしまいますし、その上加齢臭もひどくなってしまいます。
それは、体を強くこすることで皮脂を取り除き過ぎてしまうからです。
肌の表面にある皮脂膜は、天然のクリームのようなもので外界の刺激から肌を保護し、肌水分の蒸発を防ぐと言う役割を持っています。
角質層のはく離を防いで保湿効果を高めてくれますし、肌を滑らかに保ってくれます。
さらに異物や細菌が皮膚内に入ってくるのを防いだり、熱さや寒さから守ったりという働きもあります。
このように、皮脂膜は私たちの肌にとってとても重要な働きをしているのです。
この皮脂膜を取り除き過ぎてしまうと、私たちの体は皮膚を守るために皮脂を分泌しようとします。
それも、以前よりも多くの皮脂を分泌しようとするのです。
皮脂の中には、加齢臭の原因となる9-ヘキサデセン酸が含まれていますから、皮脂の分泌が多くなると加齢臭が強くなってしまうのです。
体を洗う時にタオルで強くこすってはいけない理由がお分かりいただけたでしょうか。
石鹸を良く泡立てて手のひらで体に広げるのがいいのですが、タオルを使うなら絹や綿のタオルを使用しましょう。
朝のシャワーが加齢臭を防ぐ
加齢臭の原因は、皮脂に含まれる9-ヘキサデセン酸が、過酸化脂質によって酸化されてできるノネナールという物質です。
ですから、余分な皮脂は取り除かなくてはいけません。
お風呂での体の洗い方は説明しましたが、加齢臭を抑えるためにはもうひと手間かけてほしいことがあります。
それは朝のシャワーです。
寝ている間に人間はコップ一杯の汗をかくと言われています。
ですから、夜に体をきれいにしても朝起きた時には結構多くの皮脂が体に付着してしまっています。
これを落とさずに会社などに出かけると、加齢臭を発してしまうことになります。
皮脂が酸化して加齢臭を発するようになるまでには、12時間程度時間がかかるそうです。
だから、前の日のお風呂で体をきれいにしても、寝ている間の汗や皮脂を放置していたらお昼ぐらいには加齢臭が発生することになります。
しかし、朝シャワーを浴びて余分な皮脂を落としておけば夜まで加齢臭はしないという計算になります。
そうは言っても、朝にシャワーを浴びる時間なんてない、という人も多いでしょう。
しかし、朝のシャワーはほんの1分程度で十分です。
石鹸を使う必要もなく汗を流す程度にシャワーを浴びるだけなので、一度試してみてください。
生活習慣の見直し
ここまで、加齢臭を落とすための、体の洗い方のコツをご紹介させていただきました。
しかし、洗い方を改善しても一時的にニオイは治まりますが、時間の経過と共に加齢臭は発生してしまいます。
冒頭で申し上げたとおり、加齢臭を根本から治すには、生活習慣を見直さなくてはいけません。
生活習慣を見直さなくてはいけないとは、どういう事でしょうか？
加齢臭の原因は、皮脂に含まれる9-ヘキサデセン酸が、過酸化脂質によって酸化されてできるノネナールという物質です。
皮脂が酸化されてできる物質から加齢臭は発生しているのです。
皮脂は完全に抑える事は不可能ですので、この酸化されてできる物質を抑える事、つまり、体内の酸化を抑える事が加齢臭対策になります。
体内の酸化を抑えるためには・・・
・有酸素運動
ウォーキングやスイミングなど、30分以上継続して続ける事のできる運動をすると、酸化をブロックできると言われています。
肩で息をするほどの運動は逆効果ですので、ストレスなく気持ちよく思える程度の運動をしましょう。
・食生活の改善
動物性脂肪を多く摂取していると、皮脂の分泌が増え、加齢臭の原因になります。
肉の脂身はうまみ成分なのでたくさん食べたいと思う方が多数いらっしゃると思いますが、肉類は控え、魚や野菜などを多く摂取するようにしましょう。
抗酸化作用のある栄養素、ビタミンCやビタミンEの摂取を意識してみてくださいね。
・サプリメントの活用
お仕事をされている方などは、忙しくてなかなか運動や食事に気をつけれない方が多いと思います。
そんな方には、サプリメントの活用をおすすめいたします。
サプリメントでは、抗酸化作用の強い栄養素を水で飲むだけで体内の酸化をブロックする事ができます。
生活習慣を見直し、体内の酸化を抑えましょう。
加齢臭の発生しない、気持ちの良い毎日を手に入れてくださいね。
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この記事のまとめ
・加齢臭を洗って落とすためには、まず石鹸選びから始めましょう。
・柿渋やミョウバンなどの成分の入った石鹸が加齢臭には効果的です。
・加齢臭が多く発生する場所を重点的に洗いましょう。
・特に、耳の後ろと背中を意識して洗いましょう。
・体を洗う際は、石鹸をよく泡立てて、優しくさするように洗いましょう。
・体を強くこすりすぎると皮脂を取り除きすぎてさらに多くの皮脂が分泌されてしまいます。
・加齢臭対策には朝シャワーが非常に効果的です。
・加齢臭を根本的に解決するには、生活習慣を見直しましょう。
・有酸素運動や食生活の改善、サプリメントの活用などが加齢臭対策になります。
食生活の改善や有酸素運動などについて、さらに詳しく知りたい方は、その実際の方法を無料メールマガジンでもご紹介させて頂いておりますのでご参考になさってください。
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