若い年代でも加齢臭が出てしまうケースとは?
加齢臭といえば、中高年特有の体臭です。
その正体はノネナールというにおい物質ですが、加齢によって増加する脂肪酸と過酸化脂質とが、やはり加齢により促される酸化反応を起こした際に発生します。
つまり、発生の大元の原因は加齢であり、「加齢臭」という名称にも納得がいきます。
ここでの中高年というのは大体40代以降を指し、それ以前の30代では加齢臭とはまた別の「ミドル脂臭」という体臭が出やすくなります。
さらに若い10~20代では、普通は加齢臭、つまりノネナールはほとんど発生せず、発生したとしても気になる量ではありません。
その理由は、元々人の体には、酸化に対抗するための「抗酸化酵素」を作り出す力があり、若い世代ではこの酵素量が十分なためです。
しかし20代をピークに、抗酸化酵素の生成量が減少していき、これに伴って酸化反応が増えて、加齢臭の発生を始め、老化が進んでいきます。
ところが、稀にこのような若い年代でも加齢臭が出てしまうケースがあると言います。
ろうそくや古本、チーズ、押し入れの中などに例えられる独特の加齢臭が、まだ若い方でも発生してしまうのは、どうしてなのでしょうか?
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現代生活が加齢臭発生を早めている?
原因として考えられるのが、現代の生活スタイルの傾向です。
元々日本人は、欧米人に比べ体臭が薄い民族でした。
これは日本食、つまり低脂肪、高繊維質、植物性食品が豊富な食生活を送り、日常生活の中で十分に体を動かすという「体臭が出にくい生活」を送っていたためです。
これに対し、現代では世界の食文化が流入し、高たんぱく、高脂肪な欧米のメニューや、ファストフード、加工品などを摂ることが増え、体を動かす機会が減少しています。
特にエネルギー消費の多い若い方では、肉類や揚げ物などカロリーの高いメニューが中心になり、菓子類など添加物の摂取も多めです。
このような生活では、若い方でも脂肪酸が増加、酸化反応が促され、加齢臭が発生してしまう可能性があります。
また腸内では、悪玉菌が増えて腐敗臭が発生し、これが体臭を強めている可能性が考えられます。
若い方の加齢臭には疾患リスクの疑いも
加齢臭は不快に思われがちなものの、それ自体は病気ではありません。
しかしこのような生活を続けると、生活習慣病などの疾患につながるリスクが危惧されます。
加齢臭の発生はすなわち「老化の進行」のサインであり、40~50代であればある程度避けられないことですが、若い世代では「体からのSOS」とも受け取れます。
全身の老化が引き起こすのは加齢臭だけでなく、各内臓や器官に影響し、疾患の原因になる可能性が無視できないのです。
若いのに加齢臭のような体臭がすると気が付いた場合、生活習慣、なかでも食事の内容に問題がないか注意するようにしてください。
糖尿病などの疾患の兆候として体臭が出ている場合もあるので、臭いの種類についても確認した方が良いでしょう。
30代に差しかかっている場合、加齢臭とは別の「ミドル脂臭」という可能性があります。
体臭は、それぞれ種類によって原因が違い、ベストな対策も違うので、どの体臭なのかを判断することが大切です。
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加齢臭を悪化させる要因として、代謝の低下による脂肪酸の増加、酸化反応の増加や腸内環境悪化などがありますが、それぞれの原因の元には主に加齢、さらに生活習慣などが影響しています。
加齢と老化は混同されがちですが、厳密には異なるもので、加齢の中で老化が進行しています。老化は自然現象とはいえ、加齢臭の悪化などエチケットに反することは避けたいものです。
加齢臭がどんなものか分かれば的確に対策ができます。加齢臭は皮脂腺から発生するにおい物質で、40~50代頃に男女関係なく発生する青臭い体臭です。脂質や脂肪酸の蓄積や酸化反応を減らすのが対策のポイントです。
加齢臭は中高年に起こりやすい体臭ではありますが、不快なほど強まってしまうのは健康的に要注意であり、身だしなみへのケアが足りない可能性もあります。仕方ないと思わずに、自分のためにも前向きにケアに取り組みましょう。
日本人は体質的、食生活的に体臭が弱めで、外国人よりも加齢臭を気にしやすいと言われています。核家族化などの社会背景も、臭いが気になる一因になっていると思われます。積極的に加齢臭や口臭などの体臭予防に取り組みましょう。