加齢臭と皮脂にはどんな共通点がある?
加齢臭は「オヤジ臭」とも呼ばれる、古本やろうそく、押し入れなど、黴臭いような何ともいえない体臭です。
これはにおい成分「ノネナール」の臭いであり、ノネナールは「皮脂腺」から発生しています。
皮脂腺とは毛根につながる袋状の器官で、主に肌や毛髪を保護するための皮脂を分泌するという役割があります。
このように加齢臭と皮脂は、同じ場所で発生しているのです。
では、それぞれがどのように発生するのかを見てみると、まず加齢臭は、脂肪酸のパルミトレイン酸(9-ヘキサデセン酸)と、酸化した脂質が、酸化反応を起こすことで発生します。
一方皮脂は、皮脂腺細胞から合成、分泌された物質で、主に脂肪酸から成っています。
このことから加齢臭と皮脂、いずれも「脂肪酸」が関係することが分かります。
臭いの性質では、洗顔をしないなど肌の上で長時間放置された皮脂は酸化反応を起こし、悪臭を発することがあります。
皮脂腺が集中する小鼻の脇をこすった時などの臭いが、この酸化した皮脂の臭いです。
加齢臭とはまた別の臭いとなっています。
妻から臭いと言われた方へ。サプリ1日2粒飲むだけ、最短7日間でスッキリ!無臭物語ジェントルエッセンスの詳細はこちら
無臭物語ジェントルエッセンスで悩みを解消した体験談を見てみる
加齢臭と皮脂への対策、共通点と相違点
加齢臭と皮脂、それぞれへの対策という点では、食生活や生活習慣の改善が共通します。
まず食事では、それぞれの原因となる脂肪酸が過剰にならないよう、注意することが肝心です。
脂肪酸を増やしてしまうのは、肉の脂身やバター、チーズなどの乳製品、糖分などです。
ついつい手が伸びてしまいがちな菓子やファストフードにも、脂肪や糖が多く含まれるので控えるようにしましょう。
生活習慣では、睡眠不足やストレスによって脂質の代謝が悪化したり、糖分を摂りすぎてしまうケースがあります。
質の良い睡眠を十分にとり、心身を休めてストレスを溜めない生活を送ることが、加齢臭対策、そして過剰な皮脂分泌の対策に役立ちます。
そして、加齢臭と皮脂の対策で異なるのが、「取り除き方」です。
皮脂は水溶性なので、水での洗顔で簡単に取り除くことが可能です。
ただし、脂っぽいからといって洗顔し過ぎると、必要な皮脂まで洗い流されてしまい、皮脂不足の状態になって余計に皮脂分泌が進むケースがあります。
洗顔は朝と夜の2回程度、適度に行うようにします。
加齢臭の洗い流し方、その他の対策について
一方の加齢臭は、水には溶けにくいという特徴があり、お湯でしっかりと洗い流す必要があります。
特に、後頭部や耳の後ろ、首筋、背中、胸元などに皮脂腺が集中していて、加齢臭が強まりがちな場所なので、念入りに洗うようにしましょう。
加齢臭対策用の殺菌・消臭成分などを配合した石鹸やボディシャンプーを使うのがお勧めです。
加齢臭も皮脂も、洗い流すことが出来るのは既に発生している成分についてであり、同時に発生そのものを対策することが大切です。
食生活の見直しや生活習慣の改善にも、前向きに取り組んでみてください。
加齢臭対策は、若々しさや元気をサポートすることにつながります。
臭いや皮脂のテカりを気にせず、スッキリとした毎日を目指してみましょう。
妻から臭いと言われた方へ。サプリ1日2粒飲むだけ、最短7日間でスッキリ!無臭物語ジェントルエッセンスの詳細はこちら
無臭物語ジェントルエッセンスで悩みを解消した体験談を見てみる
この記事を読まれた方にオススメの情報5選
頭皮、毛髪のケアは加齢臭対策に欠かせません。シャンプーの種類は、臭い対策成分入りで刺激が強すぎないものを選んで、泡で汚れをしっかり落としながら洗いましょう。すすぎ残しや生乾きは禁物です。シャンプー以外の生活習慣も見直してみましょう。
加齢臭と老人臭とでは、においの正体やその原因が異なり、老人臭は色々な体臭の複合臭です。2つの体臭には、「生活習慣の見直し」が対策になる共通点があり、なかでも抗酸化力を意識するのがポイントです。
加齢臭対策のための衣類の洗濯では、皮脂汚れと消臭にいい洗剤を選ぶと良いです。漂白剤や重曹での浸け置き洗いを定期的にし、洗濯にお湯を使うのがおすすめです。
皮脂腺の多い頭部は加齢臭が強いので、1日1回きちんとシャンプーしましょう。臭い対策のシャンプーは肌への優しさ、続けられる価格も重視して選び、改めて洗い方の見直しも必要です。体の中からの対策も忘れずに行いましょう。
自分の加齢臭に最も気付きにくいのは、自分自身です。皮脂腺が多い部分を拭いたティッシュや、枕の匂いで確認してみましょう。普段の生活習慣をチェックし、加齢臭発生のリスクを推測することも出来ます。