衣類の加齢臭が洗濯で落ちないのはどうしてですか?
加齢臭は体から発生するだけでなく、衣類や枕カバーなどのリネン類にも染み付いて、嫌な臭いを発し続けます。
そのため、「毎日ちゃんと洗っているのに加齢臭が落ちない」という悩みをよく目にします。
このように洗濯で臭いが落ちないのは、どうしてなのでしょうか。
その答えは、加齢臭は脂肪分が変化したものであるためです。
全てのにおいの正体は、「ニオイ物質」という、目には見えない小さな物質です。
空気中に漂うニオイ物質を鼻腔でキャッチすることで、人はにおいを感じ、判別しています。
加齢臭の場合、「ノネナール」という物質であることが分かっています。
そしてノネナールは、皮脂腺の中で、脂質と脂肪酸が酸化反応を起こすことで発生します。
このような成り立ちの物質であるために、ノネナールは水に溶けにくく、通常の洗濯ではなかなか落ちないというわけなのです。
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溜めずにお湯で洗い、頑固な臭いには浸け置き
加齢臭のニオイ物質が繊維に絡みついている状態は、パスタやミートボールを洋服に落とした時のシミと同じと考えると、洗濯で落ちないというのも納得がいきます。
そんな加齢臭の付いた洗濯物は、「溜めずにすぐ洗うこと」が大事です。
一人暮らしなどで洗濯物がそれほど多くないと、つい数日分をまとめて洗いがちですが、臭いが気になる衣類は放置しないようにしましょう。
こまめな洗濯でも落ちない加齢臭に対しては、「お湯で洗う」ことを勧めます。
油汚れがついた食器をお湯で洗うのと同じように、衣類の油性汚れも、お湯を使った方が落ちやすくなります。
臭いが濃くなりがちな下着やワイシャツ、枕カバーなどは、さらにひと手間かけて、漂白剤で浸け置きしてみてください。
酸素系の漂白剤を入れたお湯に30分~1時間程度浸けることで、皮脂やタンパク汚れが浮き出てきます。
擦り洗いしたり、1時間以上浸け置きすると、逆に汚れが繊維に戻ってしまうので注意しましょう。
お湯や漂白剤で傷む衣類もあるので、洗濯表示をよく確認してから行ってください。
洗濯のひと手間と合わせて、臭いの対策を
芳香剤入りの柔軟剤で落ちない加齢臭をマスキングするという方法もありますが、人工的な香りを嫌がる方もいます。
できれば、悪臭はサッパリ落として、毎日気持ちの良い衣類を身につけたいものですね。
お湯が出てくるようになっている「高温洗浄機能」がついた洗濯機も販売されているので、買い替えのタイミングがあれば検討すると良いかもしれません。
衣類の加齢臭を頑張って落としても、臭いやすい体質を改善しないままでは、いたちごっこになってしまいます。
洗濯の手間を減らすためにも、加齢臭の発生そのものへの対策に取り組んでいきましょう。
加齢臭の発生そのものを対策するには、先に挙げた加齢臭の発生要因である脂質や脂肪酸を溜め過ぎないこと、酸化反応を減らすことがポイントとなります。
加齢臭対策をいい機会にして、食生活、運動や生活リズムの見直しをしてみてはどうでしょうか。
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この記事を読まれた方にオススメの情報5選
におい物質は衣類に染み付きやすく、加齢臭対策することが重要です。酸素系漂白剤とアルカリ性の液体洗剤で漬け置き、洗濯して、すぐにしっかり乾かしましょう。体臭対策の衣類も販売されているのでチェックしてみてください。
加齢臭のにおい物質・ノネナールは油性で、水に溶けにくくこびりつきやすいものです。この性質から肌や繊維に残ることが多く、臭いが強まりがちになります。ノネナールをしっかり洗い流すほか、発生そのものを対策することが肝心となります。
下着は加齢臭が強く染み付きやすいアイテムです。におい成分を吸着し中和する機能を備えた体臭対策用の下着を利用したり、浸け置き洗いなど皮脂汚れにいい洗濯法を駆使しましょう。体の中からの対策も忘れずに行いましょう。
最近は臭い対策に特化した柔軟剤が販売されており、におい成分を中和するうえに芳香がつくなど、加齢臭対策に役立ちます。柔軟剤は注ぐタイミングに注意して、使用量を守って使ってください。
加齢臭は全身から漂うのではなく、皮脂腺が多い首筋などで臭いやすいものです。どこから発生しているのかに合わせて、集中的にケアしてみましょう。体の中からの対策では、加齢臭サプリもおすすめです。