加齢臭が発生している人を許せる？許せない？
人との距離が近くなるエレベーターや電車など乗り物の中、職場の室内など、他人の加齢臭を感じる機会は少なくありません。
そんな時、人はどのぐらいの嫌悪感を持っているのでしょうか？
加齢臭を含めて「嫌なにおい」と位置付けられている体臭について、許せるという人、許せないという人がどのぐらいなのかを確認する、アンケート調査が行われています。
25～54歳までの男女を対象に、加齢臭、ミドル脂臭、汗臭のにおいサンプルを嗅いでもらい、それぞれの体臭への不快度、容認度を確認するというものです。
ちなみにミドル脂臭とは、加齢臭よりも少し若めの世代、30代頃から発生し始める体臭で、汗の中の乳酸が皮膚の常在菌によって代謝・分解されることで発生するにおい成分、「ジアセチル」を指します。
使い古した油のような臭いの傾向は、加齢臭に似ていますが、その発生場所や要因は異なるものです。
また汗臭は、30代前半までの若い世代の男性の腋から発生している臭いを、サンプルとしています。
臭気のレベルは、体臭調査で最もにおい強度が高かったものに合わせて作られました。
妻から臭いと言われた方へ。サプリ１日２粒飲むだけ、最短７日間でスッキリ！無臭物語ジェントルエッセンスの詳細はこちら
無臭物語ジェントルエッセンスで悩みを解消した体験談を見てみる
加齢臭は「許せる」におい？
この調査の結果、最も「許せないにおい」と評価されたのは「汗臭」であり、なかでも25～34歳の女性では100％が「許せない」と回答したほどです。
続いてミドル脂臭でも、男性の66.3％、女性の81.3％が「許せない」と回答しています。
そして3つの体臭の中で最も容認度が高かったのが、加齢臭でした。
男性の94.6％、女性の86.8％、平均で90％以上の人が、加齢臭を「許せるにおい」と評価しており、全く許せないという回答はゼロという結果になりました。
この結果だけを見ると、「加齢臭は他の体臭ほど注意しなくてもよい」「加齢臭は周囲の人に迷惑をかけているわけではない」と考えてしまうかもしれません。
しかし一概にこのように解釈してしまうことにはリスクがあります。
まず、この調査では臭いを純粋に3つのサンプルに分け、個別に評価していますが、実際の体臭は「複合臭」です。
加齢臭だけが発生していることは稀で、汗臭や、その汗が分解されたときのミドル脂臭、その他の体臭も混ざってくるはずです。
自分の評価と、他人の評価にはギャップがある？
そして体臭は、繊維などに絡みついて蓄積していきます。
対策を全くしなければ、臭いはだんだんと、より不快なものになっていく可能性があります。
どの体臭の評価でも、男性よりも女性の方が「許せない」と回答する割合が多いことにも注意が必要です。
加齢臭やミドル脂臭、汗臭とも、においエチケットに敏感ではない男性で強くなりやすい傾向があります。
体臭を発している本人が「許せる」と思っていても、周囲の女性は「許せない」と思っているケースがあるということです。
確かに、加齢臭については「祖父母の家の懐かしいにおい」と好まれることもあると言いますが、これは不快感がない、においが強くない場合でしょう。
体臭はケースバイケースであることに留意し、においエチケットには一定の注意を払う方が安心です。
妻から臭いと言われた方へ。サプリ１日２粒飲むだけ、最短７日間でスッキリ！無臭物語ジェントルエッセンスの詳細はこちら
無臭物語ジェントルエッセンスで悩みを解消した体験談を見てみる
この記事を読まれた方にオススメの情報5選
加齢臭はオヤジだけではなく、女性からも発生するものです。オヤジ臭と言われる理由は、視覚や聴覚からのイメージの影響や、オヤジ世代に多い生活習慣が加齢臭を強めているのではないかと考えられます。
におい物質は衣類に染み付きやすく、加齢臭対策することが重要です。酸素系漂白剤とアルカリ性の液体洗剤で漬け置き、洗濯して、すぐにしっかり乾かしましょう。体臭対策の衣類も販売されているのでチェックしてみてください。
加齢臭がどんなものか分かれば的確に対策ができます。加齢臭は皮脂腺から発生するにおい物質で、40～50代頃に男女関係なく発生する青臭い体臭です。脂質や脂肪酸の蓄積や酸化反応を減らすのが対策のポイントです。
加齢と老化は混同されがちですが、厳密には異なるもので、加齢の中で老化が進行しています。老化は自然現象とはいえ、加齢臭の悪化などエチケットに反することは避けたいものです。
体臭には、汗や皮脂を原因とするワキガやミドル脂臭、足臭、汗や皮脂以外を原因とする加齢臭や口臭、疲労臭、ストレス臭、ダイエット臭や便臭などがあります。いずれも清潔を心がけ、生活習慣を整えることが大事です。
