肥満体型だと加齢臭がにおいやすいのでしょうか?
一般的に、肥満体型の人はどちらかというと汗の臭いがきつく、一方加齢臭は体型に関わらず中年男性から漂ってくる臭い、というイメージが強いかもしれませんね。
しかし加齢臭は、どちらかといえば肥満体型の方が臭いやすいということが分かっています。
その理由として、第一に「生活スタイルの傾向」があります。
肥満の方に多い生活スタイルは、そのまま「加齢臭が出やすいスタイル」と言うことができるのです。
遅寝遅起きが多く、日によって生活時間がバラバラだったり、外食や市販の弁当、総菜やインスタント食品で済ませることが多かったり、さらに運動不足といった生活の仕方は、肥満の方に多く見られます。
このような生活がそれぞれ、加齢臭の増加につながっています。
不規則な生活リズムは体へのストレスとなり、活性酸素量が増加しがちになります。
そして先に挙げたような食事内容では、動物性脂肪や脂質、油分が過剰となり、活性酸素とともに加齢臭発生の一因になります。
また、運動不足のために消費できなかった脂肪酸も、加齢臭発生の材料になってしまうのです。
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肥満体型の人の汗は臭いやすい?
第二に、肥満体型だと臭いやすい汗、つまり「悪い汗」をかきやすく、これが加齢臭を悪化させる可能性があります。
人が活動する時、体内では大量の熱が発生しますが、これを絶えず放出することで一定の体温を保っています。
しかし肥満体型では、厚い皮下脂肪によって熱の放出がブロックされ、体内温度が上昇し続けます。
この体温を下げるために大量の発汗が行われ、拭ききれなかった汗が臭ってしまうわけです。
加えて、肥満体型の方の酸素摂取能力の低さが汗臭を強めます。
普段から運動習慣がある人は、酸素をより多く摂取する能力が身についています。
逆に普段から運動量が少ない肥満体型の方では、最大酸素摂取量が低くなる傾向があります。
体内の酸素量が少ないと、無酸素下の「解糖系」という方法で運動エネルギーを作り出しますが、この時に乳酸が発生するのです。
乳酸は汗に混じり、肌の上で常在菌に分解されることによって、不快な汗臭になります。
隠れ肥満体型や過剰な飲酒にも要注意
不規則な生活を送っているけれど、肥満ではないから加齢臭の心配はいらない・・・と決めてしまうのにはリスクがあります。
見た目にはスリムでも「隠れ肥満」、つまり内臓脂肪が多いことがあり、この場合に加齢臭が強まりやすいのです。
皮下脂肪に比べ内臓脂肪には、より体内の脂肪酸濃度を高めやすい傾向があります。
過剰な脂肪酸は皮脂腺内で過酸化脂質と結びつき、酸化反応を起こして、加齢臭の元であるノネナールを発生させるのです。
お酒を飲む量が多い方も、注意する必要があります。
過剰なアルコールで肝機能が低下すると、脂肪酸の代謝がブロックされてしまい、脂肪酸が溜まりやすく、つまり加齢臭が起こりやすくなるためです。
肥満体型でなくとも、40~50代になれば基礎代謝力がグッと低下し、脂肪酸も代謝されずに溜まりやすくなります。
健康的な生活を心がけ肥満を解消することは、体臭対策にも役立つと考えることができます。
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