繊維についたニオイを消すなら酵素系漂白剤がおすすめ
加齢臭は皮脂腺の集中しているところから、さらに昼間よりも夜間に発生しやすい、という特性があります。
そのため、枕やシーツ、下着にワイシャツなどのリネン類、衣類には、加齢臭がより強く染みつきます。
洗濯をしてよく乾かすと、そのときは臭いが消えているように感じるかもしれませんが、体温などであたたまれば再び臭ってきてしまいます。
「毎日ちゃんと洗っているのに洋服が臭う・・・」と悩む方もいるでしょう。
消臭スプレーや香りの強い柔軟剤では消えきらない加齢臭を消すためには、「酵素系漂白剤」の利用がおすすめです。
酵素系漂白剤は、主成分として過炭酸ナトリウムを配合しています。
過炭酸ナトリウムは、水に溶けることで活性酸素を出し、その酸化力によって頑固な汚れを分解することができます。
このパワーは、キッチン周りの漂白、除菌にも使用されています。
分解力が、臭いの元となる雑菌を取り除くことで、頑固な繊維の臭いを取り去ることができるのです。
普段使用する弱アルカリ性～中性の洗濯用合成洗剤に、酵素系漂白剤を入れて洗うだけでも効果がありますが、強く染みついてしまった加齢臭を消したい時には、浸けおき洗いをしてみましょう。
まず、バケツや桶に水または40度以下の温水を張り、合成洗剤を溶かします。
衣類の首周りやワキ、背中など、臭いが特に気になる箇所へ、直接漂白剤を塗りつけます。
これを先ほどの桶の中に、30分～1時間ほど浸けておきます。
あまり長く浸けると衣類が傷むので注意してください。
そのあと、普段通り合成洗剤で洗濯します。
塩素系よりも酵素系の漂白剤の方が、衣類へのダメージが少なく、色落ちも防げます。
液体タイプの方が塗りつけなどの扱いも楽にでき、おすすめです。
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酸素系漂白剤のパワー
気になる不快な加齢臭、このニオイは衣類に染み付いてしまうので困ってしまいます。
普通に洗濯したのでは、加齢臭を落とすことは出来ません。
洗濯した直後はニオイが落ちているように思えても、ニオイの元の菌を落とせていないため、熱や水分を含むとその菌が増殖してニオイが復活してしまうのです。
そんな時に酸素系漂白剤が役立ちます。漂白剤という名前から、衣類を白くするだけのものだと思っている方もおられるかもしれませんが、除菌・殺菌力も強く、消臭効果も期待できるのです。
その効果を発揮する成分は、酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウムです。
過炭酸ナトリウムが水に溶けると活性酸素を産生し、その酸化力が汚れやニオイの元を科学的に分解してくれるのです。
そのまま洗濯に使っても構いませんが、40℃程度のぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、そこに加齢臭が気になる衣類を数十分浸け置きしておくとより効果的にニオイを落とすことが出来ます。
酸素系漂白剤を使う時の注意点
加齢臭を落とすのに高い効果を発揮する酸素系漂白剤ですが、使用する際には注意しなければならない点があります。
酸素系漂白剤には粉末タイプと液体タイプがありますが、粉末タイプのものはアルカリ性なので絹や毛などの動物性繊維の衣類には使用できません。
液体タイプのものは酸性なので、注意書きの指示に従えば使用可能です。
また、ファスナーなどの金属が付いている衣類があると酸素系漂白剤が化学反応を起こし、その金属がボロボロになってしまったり、金属と触れている生地を傷めてしまったりするので金属の付いた衣類には使用出来ません。
同様に、生地に金属染料が使用されていても化学反応を起こして色落ちしたり、生地を傷めてしまったりするので使用出来ませんから注意してください。
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「繊維汚れ除去には酵素系漂白剤が有効」・・・みんなの質問
酵素系漂白剤は洗濯槽清掃にも使えますか？
きちんと毎日の洗濯を欠かさずにいるのに臭いが取れないもしくは、かえって変な臭いがついてしまう。
そんな経験をしたことはありませんか？その原因の一つとして洗濯槽の汚れが挙げられます。
洗濯槽の中には日々の洗濯で溜まったゴミやカス、そしてカビだらけなんです。
洗濯で綺麗にしているつもりでも、実際にはカビが悪臭の原因を作っています。
そんな時にオススメなのが酵素系漂白剤です。
まずは洗濯槽にお湯を入れて酵素系漂白剤を500-1000ml入れます。
ここではケチらずに、たっぷりいれるのがポイントです。
洗いだけで5分程度攪拌させ、それを2、3回繰り返し一晩置いてから、もう一度攪拌し排水、脱水をするだけです。
その後は綺麗な水をいれ直し洗濯ボタンを押して完了です。
ほぼ半日時間がかかってしまう作業ですが、酵素系漂白剤を使うことでかなりのカビと汚れを除去できるはずです。
洗濯槽の掃除は月に2回はこまめにするように意識しましょう。
洗濯をする上で気をつける点はありますか？
綺麗な服で一日を気持ちよくスタートするためには、洗濯の仕方を工夫する必要があります。
特に加齢臭のような脂肪酸が酸化したノネナールが原因となる頑固な臭いは、服の繊維まで入り込み臭いが染み込んでしまいます。
そこで洗濯の前には、水を張った桶に重曹1 カップを入れ漬込みをします。
その後は外国製やスポーツ用品専門の洗浄力の強い洗剤と酵素系漂白剤を入れて洗濯をしましょう。
そこで、すすぎの際に酢を入れることで、臭いを抑制する効果が更に期待できます。
しかしノネナールの頑固な臭いは、他の洋服やタオルに容易に移ってしまいがち。
洗濯時には、服の詰め込みをしすぎないように気をつけましょう。
中には洗濯槽に直接洗濯物を放り込む人もいますが、カビや雑菌の原因となるので、専用のカゴを用意することも大切です。
また乾かす際にも、時間を置かずすぐに干すように心がけましょう。
乾かす際のコツなどはありますか？
加齢臭などのしつこい臭いは、特に洗濯時に他の洗濯物に臭いが移りがちです。
その為、洗濯の際には洗剤や漂白剤に工夫をして、最後の乾燥時まで気が抜けません。
洗濯が終わったらカビの増殖を防ぐためにも、時間を置かずにすぐに取り出し乾かしましょう。
特に室内干しをする際は、乾かしやすくするためタオルで水分を取ってから干しましょう。
中にはアイロンを使って水分を飛ばすという荒業を駆使する人もいるようです。
エアコンの除湿機能をうまく使うのもいいですが、電気代もかかるのでなるべく風通しのいい場所に干しましょう。
その際は厚手の物と薄手のものを交互に干すのがいいですね。
外に干す場合も干しっ放しにすると夜には湿気を吸ってしまい、更には花粉やホコリが付着してしまうので、早めに取り込みましょう。
洗濯は取り込みが終わるまでが一連の作業になります。
臭いの無い洋服で一日をスタートするためにも、面倒臭さがらず工夫をしながら洗濯をしていきましょう。
そして洗濯だけ気をつけるのではなく、体の内面からサビを取る抗酸化作用の強い食生活を心がけることが、加齢臭の根本的解決になることを忘れてはなりません。
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