加齢臭の正体、ノネナールって何?対策方法は?
加齢臭の嫌な臭いは、空気のような気体だと思っていませんか?
実はそうではなく、それ自体がにおいを放つ、とても小さな「におい物質」です。
花粉などよりもずっと小さく、目で見たり手で触れたりすることは出来ませんが、空気中に漂っていて、これが鼻の粘膜に付くことでにおいを感じています。
加齢臭のようないわゆる「悪臭」と感じられるものや、香水のような芳香、食べ物のにおいなど、におい物質は数万から数十万種類存在すると言われ、そのうち人間が識別できるのは、数千~一万種類ほどと考えられています。
加齢臭のにおい物質は、化粧品メーカー・資生堂の研究室において2000年に特定されており、「ノネナール」といいます。
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ノネナールが発生するのはなぜ?
ノネナールは、皮脂腺から分泌されています。
皮脂腺はそもそも、肌を保護するための皮脂を分泌するための器官です。
この皮脂腺の中で、9-ヘキサデセン酸という脂肪酸が、過酸化脂質や常在菌によって酸化、分解されることで、ノネナールが発生します。
9-ヘキサデセン酸や過酸化脂質は、若い頃はそれほど多くありませんが、40代前後から年齢とともに増えていきます。
同時に、体内の抗酸化力が年齢とともに減少することで酸化が促され、加齢によってノネナールが増える体内環境になっていくのです。
皮脂の分泌には男性ホルモンが影響します。
したがって加齢臭は男性特有のものなのかと思われがちですが、そうではありません。
中高年期に差しかかると、男性同様に女性の体でも、ノネナールの発生が増えていくことが分かっています。
においを消すということは、におい物質を物理的に除去したり、化学的に変化させて緩和するということです。
例えば冷蔵庫の脱臭剤や空気清浄機は、におい物質を除去しています。
消臭スプレーなどは、別の物質でにおい物質を変化させ、臭気を中和します。
加齢臭であるノネナールに対しても、カテキンや重曹、ミョウバン、柿渋といった物質と合わせることで、消臭や殺菌を狙う方法があります。
ノネナールの発生そのものを対策する
一番いいのはノネナールの発生自体を、体の中から抑え、加齢臭をシャットアウトすることです。
ノネナールの元になる脂肪酸や脂質といった「脂分」、ノネナール発生時に起こる「酸化反応」の2つを抑えることが肝心です。
脂分は、ファストフードや添加物多め、肉類中心の食生活で増えやすくなります。
毎日の食事で意識するようにし、栄養バランスを心がけましょう。
脂肪を効率的に燃焼する有酸素運動を習慣にすると、なおいいですね。
酸化を抑える「抗酸化力」は、食べ物の栄養として摂取することができます。
抗酸化力の高いアスタキサンチンや、ポリフェノール、βカロテンやビタミンB・Eを含む食材に注目します。
忙しい毎日で自炊や食材選びがなかなか難しいというときには、加齢臭対策のサプリメントで、効率よく栄養を摂るのもおすすめです。
嫌なにおい物質、ノネナールを減らして、毎日気持ちよく過ごしたいですね。
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この記事を読まれた方にオススメの情報5選
におい物質は衣類に染み付きやすく、加齢臭対策することが重要です。酸素系漂白剤とアルカリ性の液体洗剤で漬け置き、洗濯して、すぐにしっかり乾かしましょう。体臭対策の衣類も販売されているのでチェックしてみてください。
加齢臭の発生は40~50代がピークとなります。一方30~50代頃にはミドル脂臭という体臭も存在し、それぞれが重なる年代で体臭が悪化しやすいです。年齢、原因に応じた体臭対策をしていくことが大切です。
加齢臭を含め体臭、生活臭を気にする人が増え、最近では対策商品も豊富になりました。その背景には、生活臭の減少や人間関係の希薄化、加齢臭が出やすい生活習慣の増加などがあります。
職場で加齢臭を本人に伝える場合、人間関係が難しいものです。より素直に聞いてもらえる伝え方が大事です。伝えない場合、消臭剤やマスクなどで臭いを和らげる工夫をしてみましょう。
中高年男性向けの加齢臭グッズが宣伝されていますが、ネットの評価では女性から人気が高いグッズが多く見られます。いずれもある程度コストがかかるので、臭いの発生自体を抑えることも考えましょう。