ニオイは、自分で気付かないものなのか？
実は当社の加齢臭相談室にご相談される方の大半が本人ではありません。
加齢臭が発生している方の、周囲の方（特に奥様）が悩み、お電話をされます。
そして、そのような方がほぼ必ずご質問されることは、「本人は自分で気づかないものでしょうか？」という点です。
加齢臭だけでなく、他の体臭などの臭いは自分では気づかないこともあります。
脳が自分の発する臭いに麻痺してしまい異臭だと感じにくくなってしまうのです。
たとえば、以下の２つの例を思い浮かべて頂ければ分かりやすいかと思います。
≪例１：他人の家にお邪魔したとき≫
人のお家にお邪魔した時、玄関を入った瞬間に何かの自分の家とは異なる独特のニオイを感じたことがあると思います。しかしその家の住人はそんな違いは感じないでしょう。
それはその家のニオイに慣れてしまっているからです。
≪例２：公衆トイレのニオイ≫
公衆トイレも同じで入った瞬間は強烈な悪臭で息を止めたくなりますが、しばらくすると少しずつその悪臭にも慣れてくるのではないでしょうか。
これと同じ原理で、自分の放つ加齢臭ですから、本人はそのニオイに慣れてしまって気づかないことが多いのです。
さて、自分では加齢臭に気付かない人には、どのように指摘すれば良いのでしょうか。
自分では気付かない訳ですから、突然伝えると、「失礼な！」と怒ってしまうかもしれません。
しかし、長くお付き合いされる相手であれば、しっかりと伝えることをオススメします。
相手の性格によって、ズバッと言うか、遠まわしに言うか、言い方を考慮して伝えてみる方が良いでしょう。
加齢臭は加齢と共に発してしまう仕方のないことですが、今の時代では加齢臭の原因も判明しましたから、食生活、生活習慣、運動などの見直しで十分に改善できることです。
相手に伝えなければ対策が始まりませんが、相手に伝えてあげることで、具体的な加齢臭対策を始めることができますから、ぜひ力になってあげて頂ければ・・・と願っております。
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いつも嗅いでいるニオイには鈍感になる
加齢臭に限らず、自分の体臭にはヒトは無頓着になりやすいものです。
そんな人でも、他人の体臭は気になったりします。
これは、鼻の順応性というものに関係があります。
順応性とは、同じ環境の中に長い間いることでその環境に慣れることです。
寒い地域出身の人が寒さに強いのも、この順応性の影響です。
そして、鼻はこの順応性が非常に高い器官なのです。
そもそも、人が外界の変化を敏感に感じるのは危険を察知するためでした。
普段と違う状態になった時に、自分の身を守るためなのです。
それなのに、普段と同じ環境に対していちいち反応していたのでは、本当に変化があった時に気付きにくくなります。
それで、いつもと同じ環境に対しては鈍感になるようになっているのです。
体臭や加齢臭の強い人はいつもそのニオイを自分で嗅いでいるので、気づかないのです。
教えてあげるのが本当の優しさ
体臭や加齢臭は自分では気づかなくても、周囲の人にとってはとても迷惑に感じることもあるものです。
気分が悪くなったり仕事に集中できなくなったりという弊害が起こることもあります。
もしも周囲の態度などから自分が臭うのでは、と感じたら枕や脱いだ後の衣服を嗅いでみましょう。
周囲の人に聞いてみるのもいいでしょう。
また、周りに体臭や加齢臭のきつい人がいたら、指摘してあげるのが本当の優しさです。
その人の性格に合わせて、ストレートに伝えたり、遠回しに伝えたりと対応を考えましょう。
体臭や加齢臭は、本人が気を付けて対策をすれば軽減することも可能なのです。
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「加齢臭に自分で気がつくのか？」に関連する質問
なんとか本人に自覚をさせることはできませんか？
実際に本人に自覚させることは難しいでしょう。
よっぽど敏感な人でなければ、自分の匂いには気付きません。
やはり家族や恋人からやんわり言ってもらうのが一番いいのですが、言う側も申し訳なくて言いづらいですよね。
いくらデオドラント製品やコロンを使っても、返って匂いが混ざり強烈になり解決には至りません。
家族が本人の為に、野菜中心の食事を用意したり、健康のために抗酸化作用の強いサプリメントを勧めてみるのもいいでしょう。
上司のために、加齢臭グッズを購入したいのですが。
巷には様々な消臭グッズが溢れています。
しかしどれも石鹸やコロンなどの外からのアプローチをメインにしたものばかり。
加齢臭と体臭は異なるため、全く別のアプローチが必要になってきます。
加齢臭は脂肪酸が酸化することでできるノネナールが原因物質です。
根源を断つために体内環境を整え、ノネナールの発生を防ぐことです。
日々の生活環境や食生活を変えてあげることは難しいので、抗酸化作用のあるサプリメントをプレゼントしてみたらどうでしょうか？
抗酸化物質はノネナールを生成する活性酸素を調整します。
活性酸素を整えると、日々の健康維持にも繋がるため、一石二鳥と言えるでしょう。
主人の加齢臭が酷く、もう一緒にいるのが嫌です。
そのお気持ち、ご察しいたします。かが加齢臭、されど加齢臭。
当事者だけでなく、回りの人間にとっても深刻な問題です。
加齢臭の匂いが原因で、喧嘩になってしまうという相談もよく寄せられます。
しかし本人が本当に意識して解決の糸口を見出さなければ、本当の意味での解決はできません。
加齢臭はただの体臭とは違います。
心と体つまり内面から、匂いの原因を取り除かねばならないのです。
ストレスや飲酒、タバコそして食生活が、加齢臭の原因となるノネナールの生成を左右します。
ノネナールの発生を和らげるには、抗酸化作用の高い食品、ビタミンCやポリフェノールなどが有効です。
ご家族で一致団結し食生活を見直し、共に向き合っていくことが大切です。
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