周りには不快な加齢臭・・・本人がわからないのはなぜ？
加齢臭だけでなく、体臭はなかなか自分ではわからないものです。
あまりにも臭いがきつい場合、家族や勤め先の同僚など、周囲の方が頭痛や吐き気を感じるほどだったり、そこまででなくてもかなりの不快感・ストレスを与えてしまいます。
一番その臭いをかいでいるはずの本人がわからない背景には、臭いを感じるメカニズムが関係しています。
鼻、そして脳は、匂いそのものではなく「匂いの変化」を感じています。
そのために、ずっと嗅いでいる自分の臭いはいくら臭くても変化せず、気づくことができないのです。
一概に「鈍感だからわからない」ということではありません。
しかし、そのまま加齢臭を放置しておけば、周りの方に迷惑をかけ続けることになってしまいます。
自分でチェックしてみる方法として、加齢臭が強くなりがちな耳の後ろや小鼻のわき部分を指で強めにこすって、その臭いを嗅いでみてください。
なんだか古臭い、ロウソクやチーズのような臭いがすれば、加齢臭が出ているということです。
臭いが移りやすいパジャマや寝具、一日着用した衣類の臭いでもチェックできます。
しかし本人に全く不安や自覚がない場合、こういったチェックをしてみることすらも思いつきませんよね。
そこで、周囲の方が本人に「加齢臭が強い」ということを伝えなければなりませんが、これがなかなか難しいのです。
「臭い」はとてもデリケートな問題なので、それほど親しくない方に「臭い」と言われてしまうと、いくら本当のことであっても不快で心に残り、その後の人間関係に響きます。
言う側もなかなかそこまでは踏み込めないものです。
できれば家族や最も親しい友人が優しく体臭のことを伝えて、前向きに加齢臭対策に取り組めるよう協力してあげてください。
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加齢臭のチェック方法
普通に生活していると嗅ぎなれてしまってなかなかわからない自分自身の加齢臭。
そこで、加齢臭が出ているかどうかセルフチェックしてみましょう。
加齢臭は皮脂腺から発生しています。
皮脂腺が集中している頭皮やTゾーン、耳や首の後ろ側、腋、胸などにティッシュを強く押しあてて拭き取り、臭いを嗅いでみてください。
また、加齢臭は衣類やリネン類などの繊維に沁みつきます。
枕や布団、1日着用した後のワイシャツの襟周り、肌着の臭いを嗅いでみましょう。
髪をといた後のブラシも、臭いがわかりやすいですよ。
嗅いでみて、チーズや古本、ろうそくのような何とも言えないかび臭さがある場合には、加齢臭が出ていると考えたほうがよいでしょう。
普段の習慣から加齢臭チェック
生活の習慣や状況を確認することで、加齢臭が出やすい体になっているかどうかを予想することが可能です。
下記の項目にいくつ当てはまるか、数えてみてください。
・肉類、油っこい料理が好き
・お腹いっぱいになるまで食べている
・飲酒量が多め
・喫煙している
・便秘がち
・疲れが溜まっている
・フケが多い
・生活時間が不規則
・睡眠不足が続いている
・夜はそのまま寝て朝シャワーすることが多い
・身だしなみに関心がない
・運動不足である
・普段過ごす場所はエアコンが効いている
・脂性である
・仕事や家庭でストレスを抱えている
5個以上心当たりがあれば加齢臭が発生しやすい状況といえ、10個以上当てはまる場合には、既に加齢臭は発生しているはずです。
自分でどうしてもわからないときには、家族に確認してみてください。
加齢臭は意識して対策することで、臭いを和らげることができます。
忙しくてなかなか生活を変えにくいという場合には、加齢臭対策サプリの力を借りるのもいい方法です。
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