活性酸素が引き起こすのは、加齢臭だけではない！
加齢臭の原因物質「ノネナール」の生成には、活性酸素の働きが大きな原因なのですが、この活性酸素が身体に及ぼす悪影響は、加齢臭だけではありません。
（加齢臭と活性酸素の関係性については、こちらのページに詳しく解説させて頂いています。よろしければご参照下さい。）
活性酸素は、電子的にものすごく不安定な物質で、安定した物質に変化しようと、周りの物質の電子を奪うために、重大な化学変化を体内で起こします。
活性酸素の１種のヒドロシカルラジカルは、寿命は１００万分の１秒でしかないのに、強い酸化力のためタンパク質や脂質・糖質などを容易く酸化させてしまいます。
活性酸素により、タンパク質や脂質・糖質などが酸化してしまうと、どうなってしまうのでしょうか？
ＤＮＡやＲＮＡと言われる核酸は、タンパク質や糖が含まれていますが、活性酸素により酸化されてしまうと、ＤＮＡの突然変異が起こり、がん細胞の発生や染色体異常による子供への遺伝など、様々な病気を引き起こします。
タンパク質や脂質の酸化により細胞が傷つけられると、細胞が劣化したり、細胞分裂が正しく行われなくなったりします。
そうなると内臓や筋肉・骨など、身体は全て細胞で出来ているため、体組織の劣化や障害が出てきて、老化や病気を引き起こします。
身体には「百害あって一理無し」の活性酸素をいかに失くすかが、加齢臭対策だけでなく、健康に過ごすために必要になります。
酸化をブロックする食生活を実践したり、酸化に対抗する物質を積極的に摂ることで、活性酸素に対抗することが可能です。
日常生活の中でのちょっとした工夫で実践が可能ですので、ぜひ取り入れてみて下さい。
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加齢臭はエイジングのひとつ？
活性酸素の増加で加齢臭が発生する・・・これは「エイジング」、つまり老化のひとつと言えます。
若い頃には、活性酸素が発生してもこれに対抗するための抗酸化力が十分に備わっていてダメージを防げますが、抗酸化力は年齢とともに低下していき、40代の半ばころには20代の約半分にまで減少します。
こうして活性酸素によるダメージがより大きくなり、加齢臭も起こりやすくなるのです。
加齢臭が増してきたということは「抗酸化力が落ちている」という老化のサインであると考えることができます。
加齢臭の他にも感じられる老化のサインとしては、例えば見た目では「白髪が増えた」「髪にハリがなくなった」「シワやシミが増え、肌がたるんできた」、健康面では「目がかすんできた」「老眼になった」「歯や骨が弱ってきた」「胃がもたれるようになった」、体調面では「風邪をひきやすくなった」「疲れやすくなった」「筋力が落ちてきた」といった変化があり、「物忘れが増えた」というのもまた脳細胞の老化の現れです。
活性酸素に対する抗酸化力を高める
加齢臭の強さに個人差があるのと同様に、活性酸素が与えるダメージ量も個人差が大きく、いつまでも若々しい方もいれば、実年齢より老けて見える方もいます。
その差に影響するのは生活習慣です。
加齢臭を増してしまう習慣は、活性酸素を増やす習慣にもつながっています。
喫煙や過度の飲酒を避け、適度な運動をするように心がけたり、ストレスを溜めないよう湯船につかってリラックスし睡眠を十分にとるようにしましょう。
食事では、抗酸化力の高いビタミン類が含まれた野菜や果物、カロテノイド、アスタキサンチン、ポリフェノールを意識して食材を選びましょう。
活性酸素は紫外線などの刺激でも大量に発生します。
肌を老化させ過ぎないためにも、男性も日焼け止めにチャレンジしてみてください。
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