頭から発生する加齢臭に対抗する方法について

体臭相談室

皮脂腺が集中する頭のニオイのケア

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加齢臭の原因となるのが、ノネナールと呼ばれる物質です。
皮脂腺から出る脂肪酸の一種の9-ヘキサデセン酸と過酸化脂質が、皮脂腺内で酸化分解されたり、皮膚上にある雑菌により分解されて発生します。
そのため、皮脂腺が多く集まる箇所からは強く加齢臭が発生する事になります。

皮脂腺は頭・おでこ・鼻・首回り・胸・ワキ・背中に多くあり、そのなかでも特に頭は一番集まっています
加齢臭で「枕カバーが臭う」「主人の頭から異様なニオイがする」と言われるのは、これらのところに皮脂腺が多くあるためです。

加齢臭が気になるのならば、皮脂腺があるところを洗浄・消臭すれば効果的です。
頭・おでこ・鼻・首回り・胸・ワキ・背中を中心に洗浄し、お風呂上り後は消臭や滅菌効果のあるローションやパウダーを使うと、加齢臭をかなり抑制することが出来ます。

ただし頭を洗う際には通常よりもしっかりと洗う必要があります。
毛穴と皮脂腺は同じところにあるので正しく洗浄しないと、毎日洗浄していても毛穴に脂が詰まって、加齢臭の原因だけでなく、抜け毛や薄毛の原因になります。
頭をきれいに洗浄しづらいようならば、頭皮専用の洗浄ブラシを使用すると、指で洗浄するよりもさっぱり洗浄できます
またシャンプーの前に、水だけで頭皮を軽くマッサージするように洗うと、蓄積した脂肪分が除去され、シャンプーの泡立ちが良くなります。

頭はこもりやすい場所でもありますので、特に意識してケアする必要があります。
毎日のケアを欠かさないようにして、加齢臭の発生を防ぎましょう。


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頭が臭くなる原因

加齢臭は、皮脂腺から分泌される9-ヘキサデセン酸が酸化されたり、分解されたりすることで発生します。
ですから、皮脂腺が多いところから加齢臭は発生しやすいのです。
皮脂腺が多いところには、鼻や首回り、胸、ワキ、背中などがありますが、中でも多くの皮脂腺が集まっているのが頭です。

また、頭が臭くなりやすいのはこれだけが原因ではありません。
髪の毛には多数の目に見えない程度の小さな穴が開いていて、周囲のニオイを吸い取ってしまいやすいのです。
さらに、頭皮には頭皮の新陳代謝で剥がれ落ちた角質に皮脂が混ざったフケが発生します。
そのフケが空気中や皮膚常在菌によって分解されるとニオイが発生するのです。
こういったニオイが加齢臭のニオイと混ざり合うと、強烈なニオイになってしまいます


頭のニオイのケアはどうする?

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頭から発生するニオイをケアするには、正しい頭の洗い方を知る必要があります。
まず、頭を洗う前に40℃程度のシャワーで頭皮をマッサージしましょう。
これで髪に付いたホコリや頭皮の汚れを浮き上がらせることが出来るのです。

次にシャンプーを手にとって泡立て、頭全体に馴染ませ、指の腹を使って洗います。
加齢臭専用のシャンプーならより効果的です。
この時、爪を立てて洗うと頭皮を傷つけてしまいますから注意しましょう

それから、しっかりすすぎます。
すすぎが十分でないとシャンプーが残ってしまい、頭皮トラブルやニオイの元になります。
3分程度かけてじっくりすすぎましょう。

洗い過ぎにも注意する必要があります。
頭皮の皮脂は、多すぎるとニオイの元になりますが、頭皮を守るためにある程度は必要なのです。
それを洗い流し過ぎてしまうと、足りなくなった分を補うために余計に皮脂が分泌されます。
頭を洗うのは一日一度までにしておきましょう。


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「皮脂腺がある頭皮のケア」・・・みんなの質問

特別なシャンプーを使うべきでしょうか?

ふと自分の臭いに気づくときがありますよね。
特に車や電車内の密閉された空間などでは、臭いで充満してしまいます。
加齢臭は自分だけではなく、周りの人達にとっても少なからず影響を与えてしまいがちです。
加齢臭は私達の生活習慣を正しい方向へと変えていくことで、原因となるノネナールの発生を防ぐことができます。
食事や運動などの内面からのアプローチが一番大切ですが、常に清潔に体を保つことも忘れてはいけません。
特に頭皮は皮脂腺が集中する箇所なので、特に注意を払わなければなりません。「ラウリル硫酸ナトリウム」などの石油系界面活性剤が配合されたシャンプーは特に洗浄力が強く、逆に頭皮にダメージを与えてしまいます。
最近では消臭効果のある緑茶抽出物、渋柿エキスなどが配合されたシャンプーも登場してきています。
それらのシャンプーを取り入れるのも、一つの対策と言えるでしょう。

枕カバーの臭いが取れません

加齢臭の発生の一つの指標として知られているのが、枕カバーの臭いです。
特に男性陣は臭いに疎い人も多く、大抵は奥様などのご家族が臭いに気づくパターンが多いようです。
頭皮には皮脂腺が多く存在しており、シャンプーできちんと皮脂汚れを落としきれていない場合、臭いも枕カバーに移ってしまいます。
なかなか枕カバーを毎日取り替えている人は少ないので、枕カバーの臭いは蓄積してしまいます。
まずは洗濯機に入れる前に、酵素系漂白剤で漬けおきをしましょう。
その後に洗濯することで、かなりの臭いは改善されます。
洗剤もスポーツ用の洗浄力の強いものなどを使うと更に効果は高まります。
枕カバーの臭いに気づいたら、まずは自分の生活習慣を見直してみましょう。
毎日外食、特に肉食中心の不規則な食生活を送っていませんか?
加齢臭のノネナールは食生活の影響を受けやすいので、まずは野菜、魚中心の食生活を心がけましょう。

朝、夜二回髪を洗うべきでしょうか?

毎日のお風呂タイムは、一日の汚れを落とすだけでなく、リラックス効果も期待できます。
加齢臭の発生する場所は皮脂腺なので、頭皮や耳の裏、首筋、陰部などの皮脂腺が多く存在する場所は念入りに洗うことが必要になります。
しかし一般的に10-12時間後には皮脂が分泌され始めるので、夜に体を綺麗にしても、翌朝にはほんのり加齢臭が漂っているなんてこともしばしば。
なかなか朝は時間が取れないという方も多いと思いますが、シャワーで体と頭を洗い流すだけでも随分と違います。
また夜の入浴時に半身浴を取り入れることで汗をかき、新陳代謝が良くなります。
その結果加齢臭も抑制されるので、試してみましょう。

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