加齢臭は、たとえて言えばどんな臭いですか？
嗅覚は慣れてくるものなので、周囲の人から臭いを指摘されても、自分自身の臭いがどんな臭いなのかを客観的に判断できないことがあります。
また、自分自身で臭いが気になった場合でも、それが体調の変化によるものなのか、汗のかき過ぎによるものなのか、それとも加齢臭が発生しているのかが判断できない傾向にあります。
yahoo知恵袋の「加齢臭はたとえて言えばどんな臭いか？」という質問が１６万回閲覧されている（2013年1月現在）ように、加齢臭対策を始める上で、自分の臭いを正確に把握することは大きなテーマになってきます。
一般的には、加齢臭をたとえて言えば、「ろうそくの臭い」とか「古本の臭い」「脂っぽい感じの臭い」というように表現されていますが、毎日のように臭いをかいでいる本人や家族の方が、ここに挙げたような形で認識されるのは、難しいこともあります。
そのため、「なんか酸っぱい感じの臭いがするのですが、加齢臭ですか？」とか「もわーんとした臭いを最近自覚しています」というような、漠然とした形で自分の臭いを実感されている方も多いです。
ですから、以下のように判断して頂ければと思います。
１、上記に書いているような臭いにピッタリ当てはまる場合
加齢臭の原因物質は「ノネナール」という物質で、上記のような臭気を発生します。
ですから、ノネナールを表現した上記のような臭いなのであれば、加齢臭である可能性が高いと思われます。
２、それ以外の臭いや、自分では分からない場合
この場合は、以下のような特徴をもとに、総合的に判断してみられるのがよいと思います。
・加齢臭は自分で気がつきにくく、周囲から指摘される
・「部屋にこもったような臭い」と言われる
・もともと体臭に悩んだことの無い人から体臭が発生した
・40歳前後になって臭いが出てきた
・揚げ物や肉類が好きで、あまり野菜を食べない
・普段はあまり運動をしない
いくつ当てはまれば加齢臭ということはありませんが、１つの目安にはなると思います。
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なかなか気づけない加齢臭
ある調査では中高年の80％以上が「加齢臭を気にしている」と答え、また別の調査では「周囲の男性の臭いが気になったことがある」と答えた方が85％いるにもかかわらず、「周囲の人が自分の臭いに気づいていると思う」と答えた方は27％だった、という結果があります。
このことからも、自分から加齢臭が出ているのではと気にかけていて、周りの臭いには敏感なのに、実際の自分の臭いに気づいていない方が多い、という現実が浮かび上がります。
加齢臭はそのもの単体で存在するわけではなく、他の体臭や口臭、部屋の臭いなど様々な臭いと混じって存在するために「コレだ！」と特定するのが難しいものですが、加齢によって、また生活習慣などの影響で、強さの差はあっても確実に発生しているものです。
加齢臭が出ているかどうか、簡単に調べるには
加齢臭を判断する簡単な方法に、「耳の後ろの臭いを嗅いでみる」というものがあります。
加齢臭の発生場所である皮脂腺が多く集まるのは、顔のTゾーンや胸、背中などであり、耳の後ろもそのひとつです。
意識して洗わないと皮脂が溜まりやすい場所で、臭いが強まりがちですので、一度、自分の指でこすってみて臭いを確認してみましょう。
個人で臭いの強弱はあると思いますが、中高年の方であればそれが加齢臭の臭いと思って間違いないでしょう。
睡眠中ずっと頭や顔が触れている枕の臭いを嗅いでみたり、一日着ていたシャツの臭いを嗅いでみるといった方法もあります。
最も客観的なのは「加齢臭が気になるかどうか家族に聞いてみる」という確認法です。
自分が思っているほど加齢臭はきつくないのかもしれないですし、逆に思った以上に臭っていて、家族は我慢しているのかもしれません。
いずれにしても、周囲から見た自分の臭いを知ることができます。
加齢臭があることを突きつけられるのはショックですが、対策法は色々とあります。
自分に合った方法を実践していきましょう。
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