加齢臭のニオイを不快に感じたら・・・どう対応するべき？
「加齢臭」という言葉を知って初めて「あぁ、あの臭いがそうだったのか」と納得した、という方もいると思います。
例えばおじいちゃん、おばあちゃんの臭いとしてであれば、それほど不快な記憶ではないかもしれませんが、社会生活をしていれば、他人の加齢臭に対し「キツいな」と不快感を持った経験がある方は、多いのではないでしょうか。
加齢臭は多くの場合、単体での臭いではなく、汗の臭いや体臭、頭髪臭、口臭などが混じりあった「複合臭」として感じられます。
これらの臭いは互いに関係し、結果的に臭いを強めてしまいます。
そのため、汗をかきやすい夏場には、汗臭さとその他の臭いが混じり合い、不快感も強まります。
満員電車では顔の前に他人の首筋が来ることが多いですよね。
頭部～首は皮脂腺が多く加齢臭が強くなりやすい部分なので、臭いを強く感じてしまい、嫌な思いをすることもあるでしょう。
一方、帰宅時間の電車内でも、1日働いた汗の臭い、疲労臭などが混じり合います。
皮脂分泌は昼間よりも夜間に活発になるので、朝起きた時も加齢臭が気になるタイミングです。
特に「妻が夫の臭いを気にする」というパターンが多いようです。
嗅覚では「ニオイの変化」を感じ取っているため、自分の体臭についてはなかなか判断ができません。
本人に臭いを分からせ、予防に取り組むように仕向けるには、まずは不快な臭いを分からせる必要があります。
1日着ていたシャツの臭いを入浴後に嗅いでもらったり、体を拭いたタオルや枕カバーを嗅いでもらうと分かりやすいですよ。
妻が直接伝えるよりも、子供や親友など、第三者が伝えた方が、より危機感を感じてもらえます。
これに対し、他人同士である社内での加齢臭トラブルには、よりデリケートな対処が必要になります。
もし可能であれば、上司の方から話をしてもらうのもひとつの方法です。
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不快な臭いって、どんな臭い？
臭いは目には見えませんが、実際に空中などに存在している物質が発しているものです。
その数は多く、人間が感知できるだけでも数十万種類と言われます。
生活のなかでは、色々な不快な臭いを感じる機会があります。
例えば玉ねぎが腐ったようなガスの臭いは、危険なガス漏れに気が付くように人工的に付けられたものです。
食べ物が腐ったときの腐敗臭によって、危険な食べ物を口にするのを回避できます。
タバコのにおいなどは、不快に感じる方もいれば好ましいと感じる方もいますね。
体臭で考えてみると、ワキガは酸っぱいような強烈な臭いです。
足裏の臭いや梅雨時の衣類の生乾き臭は、雑巾の臭いにたとえられます。
そして加齢臭のもとになる「ノネナール」という物質は、古本やチーズ、ろうそくのような、古い油の臭いにも例えられ、全体的に「カビ臭い」と言われます。
いずれの体臭も原因が異なり、それによって発生する臭いの性質が異なっているわけですが、自分の身体から雑巾や古い油、チーズのような臭いが出ていると考えると、「なんとかしなくては」と自覚しますよね。
不快な臭いは原因から対策
不快な臭いに自分で気づいたり指摘されるとショックが大きいものですが、「まさか」と放置せず、加齢臭としっかり向き合いましょう。
対応、対策として、臭い対策を謳ったシャツや靴下に変えてみたり、消臭石鹸やスプレーを使うといった方法があります。
さらに、食事や生活習慣の改善、サプリメントの服用などで、臭いの原因そのものに対策していくのがポイントです。
対策をしていると加齢臭がちゃんと和らいできているのかどうか気になりますが、自分ではなかなか分かりづらいもの。
家族に協力してもらい、よくなってきているか確認してもらえると安心できますね。
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