加齢臭は、いくつから発生するのですか？
当社が加齢臭に関するサポートダイヤルを設置している影響もあり、若い方から電話がかかってくることも多いです。
一番多いのは、「自臭症」という「実際に体臭が発生しているわけではないが、自分から体臭がすると思っている」という方ですが、これ以外にも様々なご質問を頂きます。
そのひとつが、「加齢臭はいくつから発生するものなのでしょうか？」というご質問です。
そこで、この点に関してお話しさせて頂きたいと思います。
加齢臭は一般的に４０歳代ごろから発生すると言われていますが、体質や生活スタイルによって発生する時期は異なりますので、個人差があります。
場合によっては２０歳代で発生したという方もおられるようです。
また、近年の食生活や生活スタイルの変化から、加齢臭は低年齢化してきたとも言われています。
ですから、いくつからと特定することは難しいのです。
年齢が若くても、臭いが気になった時点で生活習慣や食生活を見直すなどの対策を取った方が良いと言えます。
できれば、加齢臭の悩みは持ちたくありませんので、年齢を気にする前に、今のうちから加齢臭の発生時期を遅らせるように生活をすることが大切です。
まず、食生活の改善です。
不規則な生活やインスタント食品は加齢臭の原因を作ってしまいます。
添加物の多い食品や味の濃い食事を摂ることで、活性酸素を生み出し、加齢臭の原因になります。
お仕事の関係で仕方のないこともありますが、添加物の少ない食品、抗酸化作用のある食材を選択する、外食は肉類を控え、洋食よりも和食を選ぶなど、毎日の積み重ねで、すこしでも加齢臭を対策することができます。
また、加齢臭対策には適度な運動も重要です。
過度の運動は活性酸素を多く発生させてしまい、逆効果になりますので、ここでは「適度な」運動であることが大事です。
適度な運動とは、個人差があり定義が難しいのですが、会話ができるぐらいの運動の強さで、心地良い疲れが出るぐらいが良いのではないでしょうか。
運動も継続が大切ですので、継続が難しければ、過度に運動しているのかもしれません。
「加齢臭がいくつから発生するのか？」と不安になるかと思いますが、今の時点ではあらかじめ加齢臭対策をすることが大切です。
加齢臭の発生時期を遅らせるためには、まず自分の生活スタイルを振り返り、少しずつ自分のペースで対策してみることが重要であるといえます。
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生活習慣が加齢臭の発生を早める？
以前は、加齢臭は「オヤジ臭」とも呼ばれ、40～50代、働き盛りの中年男性が特に意識する臭いでしたが、現代では若年化、低年齢化が進んでいて「加齢臭はいくつから」とは言いにくい状態になっています。
その背景には、インスタント食品やファストフード、外食など様々な食事形態が増え、多様化していること、脂質や添加物が多くなりがちなこと、生活では24時間営業の店舗、インターネットやスマホなどの影響で深夜まで活動することが珍しくなかったり、生活リズムが乱れがちなこと、電車やバスでの移動、デスクワークなどで運動の機会が減っていることなど、環境による要因が多いと考えられます。
若い世代で気をつけたい体臭
加齢臭はノネナールという物質が原因ですが、30代など若い世代では「ぺラルゴン酸」という別の物質が原因で加齢臭のようなにおいが発生することがあります。
原因物質は別ですが、やはり過剰になる皮脂分泌が影響していて、その対策は加齢臭と重なります。
また女性で気をつけたいのが、過激なダイエットによって発生する体臭です。
これが加齢臭と重なれば、さらに臭いが強まるケースがあります。
過度に食事を制限して栄養が不足すると、体内でいつも以上に中性脂肪が燃焼され、汗のような臭いが発生します。
さらに食事制限が続くと疲労物質である乳酸が発生し、アンモニア臭へと変わります。
最後には脂肪酸がより多くなり、甘酸っぱい「ケトン臭」が体臭・口臭としてにおいだすのです。
加齢臭は体臭のなかでも注目されがちですが、それ以外でも発生しがちな臭いが存在します。
「いくつから」と体臭を気にしたほうがいい年齢を区切ることなく、まずは体臭チェックをしてみてはどうでしょうか。
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