グレープフルーツの加齢臭対策への使い方について

加齢臭対策に、グレープフルーツの2つの使い方

加齢臭は、40歳前後になると皮脂腺から分泌されてくる9－ヘキサデセン酸が、体内の中性脂肪やコレステロールが活性酸素によって酸化した過酸化脂質という物質によって酸化・分解されて出来るノネナールというニオイ物質が原因で起こります。
9－ヘキサデセン酸がなぜ40歳前後になると分泌されるようになるのかは分かっていませんから、加齢臭対策をするには、過酸化脂質を何とかするしかありません。

過酸化脂質を減らすには、体内の脂質を減らす事、活性酸素を減らす事の二つの方法があります。

体内の活性酸素を減らす作用の事を抗酸化作用と言いますが、グレープフルーツに豊富に含まれているビタミンCは、この抗酸化作用が高い栄養素なのです。
ですので、グレープフルーツを食べる事は加齢臭対策につながる、と言えるのです。

グレープフルーツの酸味が苦手な人は、果汁を絞って水で割り、ミントの葉を浮かべると飲みやすいジュースになります。
砂糖をかけて食べる方もおられますが、糖分の摂り過ぎは体内の脂質を増やす事になりますから注意が必要です。

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フレグランスとしても有効

加齢臭を目立たなくさせる為に香水をつける方もおられますが、ニオイには相性があります。
ムスクや白檀などの香水は、逆に加齢臭のニオイを強めてしまうのです。

柑橘系の香りは加齢臭を強めてしまうような事はありません。
グレープフルーツにジャスミン、ゼラニウムを加えたフレグランスは、爽やかな香りで加齢臭を目立たなくしてくれます。

また、柑橘系の果汁には抗菌・殺菌作用があるので、体の表面の菌を減らしてくれます。
ただし、柑橘系の香水は3～4時間しかニオイがもちませんからこまめに付け足しましょう。

グレープフルーツオイルも役に立ちます

グレープフルーツのエッセンシャルオイルを使うと、臭い対策への活用の幅がさらに広がります。
エッセンシャルオイルとは、植物に含まれる芳香物質だけを抽出した100％天然のオイル、つまりグレープフルーツのにおい物質を凝縮したものです。

部屋のドアを開けたときに感じる不快な臭い、ありますよね。
そんなときはハンカチやコットンにグレープフルーツのエッセンシャルオイルを1～2滴垂らして置いておきましょう。
お客様が来るのに部屋が臭い！そんなときは、熱湯を入れたマグカップにエッセンシャルオイルを3～5滴たらして置くと、揮発が早まって、より早く爽やかな香りが広がります。

スプレーボトルに水道水100ml、エッセンシャルオイル10～20滴を加えれば、グレープフルーツのフレグランススプレーの出来上がりです。
加齢臭の沁みつきが気になるカーテンや衣類、リネン類に、いつでも便利にスプレーできます。
使うたびによく振って、オイルを撹拌してください。
刺激が強いため、肌につけるときには必ず希釈して用います。

グレープフルーツを美味しく食べる

グレープフルーツには苦味、酸味がありますよね。
そこで甘めのグレープフルーツの見分け方ですが、洋ナシ型のものより、出来るだけ平たい形状のものを選ぶと、皮が薄く果汁が多め、糖度が高いものが多いです。

皮をきれいに剥くには、意外ですが熱湯で3分茹でてから氷水で冷やして剥いてみてください。
皮と実をくっつけているペクチンが熱で分解されて剥きやすくなります。
さらに、高温によって酸味は減少、苦みはお湯に流出し、これによって感じられる甘味も増加します。
グレープフルーツのビタミンCは茹でても減少しないので安心です。
ぜひ、グレープフルーツを加齢臭対策に役立ててくださいね。